感情の名前・複雑性PTSDの人が感情のコントロールができない理由

 

複雑性PTSDという

トラウマに苦しんでいる人は

感情のコントロールが苦手です。

 

なぜなら

自分が感じている

「感情の名前」をつけることが

ほとんど訓練されていないからです。

 

 

 

子供は幼い頃

自分が感じている

不快感や違和感の名前が

よくわかりません。

 

例えば、友達に

おもちゃを取られて

泣いているときに

 

取られて悔しかったのか

取られて怖かったのか

取られて悲しかったのか

 

なんで自分が

泣きたいほど

感情がたかぶっているのか

わからないでいます。

 

 

このとき、お母さんから

「あらあら、悔しかったのね」

「そうか、それは悲しいね」など

 

気持ちを受け取りながら

そのたかぶっている感情に対して

 

「こういう気持ちのことを悔しいというのよ」

「こういう気持ちのことを悲しいというのよ」など

 

なぐさめられながら

その感情に名前を見つけてもらうことで

幼い子供は

今自分が感じている感情の名前と意味を

学習していきます。

 

そして、なぜ自分の中に

そうした感情が生まれたのかについて

混乱せずに

理解していくことができます。

 

 

ところが、転んで泣いていると

「そんなの痛くありません!」

「男の子が泣くんじゃないの!」

「やられたら、やり返しなさい!」など

 

感情が生まれたプロセスを

理解するよりも

 

一刻も早く

その状態を収束させたい親から

 

今感じている感情への

全否定を受けてしまうと

 

子供は感情への名前を

見つけることができず

思考が混乱してしまいます。

 

 

そして、それを繰り返すと

脳の中の危険をキャッチする

扁桃体(へんとうたい)という部分が

過剰興奮をする様になってしまい

 

トラブルがあるたびに

この扁桃体が過剰興奮してしまい

 

自分の手に負えない感情に

圧倒された子供は

 

パニックを起こしたり

問題行動を起こす様になります。

 

この状態を

世間では

 

多動扱いをしたり

発達障害扱いしたり

子供を障害児扱いする様に

なってしまいます。

 

そして、母親は言い訳の様に

「ウチの子、私に似てHSPだから」と

病気のせいにするしか

逃げ道がなくなってしまいます。

 

あなたが感じている

コントロールできない感情には

 

どの様な名前をつけられますか?

 

あなたは、感情を名付ける

単語のボキャブラリーが

とても少ないのではありませんか?

 

「イラつく!」

「ムカつく!」

「傷ついた!」

 

 

これ以外の単語で

自分の気持ちや感情を

説明できたことはありますか?

 

 

あなたが、なぜ

自分の感情をコントロールできないのか。

 

 

それは、自分で感じている

その感情の

名前を知らないからです。

 

 

感情への名付け方。

 

一緒に考えてみましょうね。