インプットしたら、ちゃんとアウトプットしないと回復できないよ?

 

個人相談の場で

私は、いろんな話をします。

 

いろんな話をうかがいます。

 

個人相談の話の内容は

 

  1. 心理教育

  2. トラウマナラティブ

  3. 現在の問題

 

大きく分けると

この3つにわかれます。

 

心理療法の認知処理療法とかは

これ以外の話。

 

悩んでいる人は

すぐに療法とか技法にばかり

関心を示すけど

 

いきなり

ハウツーに飛びついても無駄です。

 

ハウツーが理解できるようになるためには

最低限、この上の3つと

向き合うことが必要だから。

 

 

心理教育というのは

あなたの心の状態の

成り立ちについての

セラピストからの説明。

 

医学的根拠についての

当事者が回復するために必要な

学術情報としての知識のこと。

 

なぜ、つらいのか。

どうしたら楽になれるのか。

など、

トラウマと心についての解説です。

 

この心理教育の日は

セラピストが話す時間が長い。

説明だから。

 

たまに、これしかしない

セラピストがいます。

 

自分の知識に酔ってしまい

勝手に悦にいってしまう人。

 

利用者が、説教されたと

感じさせられることが多いケース。

 

毎回毎回

セラピストの話が

相談時間の6割以上だったら

 

そのセラピストは

やめた方がいいです。

 

そのセラピストは

自分が気持ち良くなりたいだけだから。

 

その次の

トラウマナラティブというのは

あなたのトラウマティックな

人生経験のストーリーの確認。

 

ナラティブというのは

人生のストーリーのこと。

 

つまり

トラウマが生まれるような

人生の物語についての確認です。

 

これは

あなたが話さなければ

先に進めません。

 

みなさん

これが一番燃えるようですね。

「ああ、カウンセリング受けてる!」って

感じられる瞬間のようです。

 

いかにつらい人生だったか。

どんなにひどい目にあわされてきたか。

 

思う存分自己開示して

気持ちを吐き出して

スッキリした気分になれる。

 

これやらなきゃ

こちらとしても

相談を進めようがありませんが

 

この吐き出し作業が

あまりにも気持ち良すぎて

 

そこから先に進めない人

非常に多いです。

 

毎回毎回

共感と同調を求めるだけで

時間が終わってしまう人。

 

ただ しゃべって

スッキリしたいだけなら

私でなくても良いと思う。

 

トラウマの知識がない人だって

「それはお気の毒でしたね」って

 

話 聞くだけなら

いくらでもできるんだから。

 

 

気持ちを吐き出して

スッキリしたいだけの人は

 

申し訳ないですが

私はお断りしています。

 

まあ、確かに

しないよりは、した方が

数百倍良いのは事実だけど

 

その気持ちの吐き出し作業は

何を目的・目標として

行っているのか

 

わからずにしているのなら

それ、ただの感情のお漏らしだから。

 

カウンセリングの場で

「話す」という作業は

目的があります。

 

それ知らずにやったり

やらされたりすると

 

トラウマ刺激し過ぎて

症状を悪化させる可能性があるので

注意が必要です。

 

ただ話せばいいってもんじゃないのです。

トラウマの場合は。

 

 

最後の現在の問題というのは

あなたの

「現実認知パターンによる社会的な問題」について。

 

あなたが使っている言葉を

そのまま使うとしたら

「対人問題」とか

「人間不信」とか

「未熟・不完全な自分」とか

そんなことです。

 

 

人間、自分一人でいるときは

素っ裸だろうが

失禁してようが

 

あとで自分で何とかすれば良いだけで

さほど困ることはありません。

 

が、これが

自分以外の人が

一人でもいたら

 

その瞬間から

素っ裸や失禁についての

気持ちは変わってきます。

 

このとき、心に浮かぶのが

あなたオリジナルの

現実認知のパターン。

 

恥ずかしいと思うか

みっともないと感じるか

お前のせいだ!と怒り出すか

ひどい!と泣き出すかは

 

あなたの人生の物語

トラウマナラティブが

影響しています。

 

で、ここからが本題ですが

せっかく個人相談の場で

いろんなことをインプットしても

 

アウトプットせずに満足している人

多過ぎます。

 

インプットというのは

情報を受け取ることですが

 

受け取った情報を

実際に実行・行動するのが

アウトプットです。

 

あなたのパターンは

いい講座を受けた

セミナーでいい話を聞いた

個人相談で納得できた

 

までは、いいでしょう。

 

で、それを

実践していますか?

 

アウトプットというのは

実践するということ。

 

実践してみないことには

それが、自分にとって

どのような効果があることなのか

永遠にわからないままです。

 

 

「知ってること」と「できること」は、別です。

 

そして、やらなかったこと

実践しなかったことの情報を

脳は記録にとどめません。

 

例えるなら

料理番組で

美味しそうな料理レシピを観ても

一度も作らなければ

そこからあなたが得ることはありません。

 

せいぜい

「知ってるよ」と

誰かにドヤ顔するくらいが関の山。

 

「じゃあ、作って」といわれても

自信がなくて作れない。

 

それが、あなたの現状です。

 

 

個人相談やカウンセリングは

気持ちを吐き出す作業をするだけの場ではなく

 

自分が現実の中で

抱えている問題について

どのように実践することができるかを

語りながら確認して考える場です。

 

そして、それを

サポートするのが

セラピストの役割。

 

あなたの実生活の中に介入して

手取り足取り

生活環境を改善するのは

 

ソーシャルワーカーや

ケースワーカーや

公的な介入権限を持っている職種の人。

 

で、そうした職種の人間が

人手不足だから作った資格が

公認心理士です。

 

法的介入権限を行使できる職域。

 

けど、まだ公認心理士は

今のところ、活動できる職域が

はっきり定まっていないので

 

現職の人たちの補助資格的にしか

効力を持てていなかったりします。

(その話は、いいか)

 

あなたは泣き付いたら

金八先生みたいに

駆けつけてくれる支援者を

求めているのかもしれません。

 

が、それは支援とはいわない。

ただの介入(余計なお世話)です。

 

なぜ、余計なお世話なのか?というと

複雑性PTSDやアダルトチルドレンで

悩んでいる人たちは

 

支援者やセラピストに

そうした支援を期待するので

 

だんだん、支援者やセラピストに

見捨てられないように

 

支援者の前でいい子ぶったり

できているフリをするようになります。

 

見捨てられ不安ってヤツ?

 

見捨てられ不安というと

相手が悪いように聞こえますが

 

相手のご機嫌取らなきゃ

嫌われる!という信念が

あなたの中にあるから。

 

なぜ、嫌われる、捨てられると

考えているか?というと

 

自分には、価値がない!と

ものすごい確信度でいるから。

 

で、それが

自分の性格だと勘違いしているから。

 

それ、トラウマ症状のデフォルトです。

 

トラウマ持ちの人

みんな、同じ。

 

みんな自分には価値がないし

資格もないし

生きている価値がない!って

思ってる。

 

だから、せっかく

個人相談の場で

インプットしても

アウトプット(実践)ができない。

 

で、たまに実践しようとすると

勢いつけ過ぎて

マジ切れして誰にも相手にされなくなって

以前よりもひどい状態に突入する。

 

救いようがないですね、困ったもんです。

 

マジ切れしないと

アウトプット(実践)できないのは

理解していても納得できていないから。

 

じゃ、どうしたらいいのか?というと

 

個人相談で得た知識や情報や

自分が考えたことや感じたことを

文字にして書き出してみましょう。

 

そうすると

自分が、何がわかっていないのか

何を、より知りたいのか

 

何が解決すれば

インプットしたことを

実際の生活の中で実践できるのか

整理することができるようになります。

 

個人相談やカウンセリングは

セラピストと一緒にいる時間より

終わってからの時間の方が長いし重要です。

 

セラピストに

お利口さんぶるよりも

どうしたら実践できるのかに

意識をスライドしてみましょう。

 

そのアウトプット(実践)で得られた経験は

あなたに納得と達成感と誇らしさを

もたらしてくれる大切なものとなります。

 

あなたは、どのように

インプットした情報を

アウトプットしてみたいですか?

 

考えてみてくださいね。