人との距離感がわからない*あなたが苦手なピア・リレーションシップとは?

 

「人との距離の取り方がわからない」

 

複雑性PTSDの方の共通の悩みです。

 

人との距離というのは

自分と相手との間の境界線」のこと。

 

この境界線の感覚は

虐待被害を受けてきた人は

とても曖昧になりますく

 

その状態を

「共依存」という言葉で

表現している人も多いです。

 

境界線というのは

「自分と相手との間の心理的な垣根」です。

 

それ以上、相手に入り込まれたくない

侵入して来て欲しくない線のことです。

 

虐待被害の経験者なら

誰でも経験したことがあると思いますが

 

親が勝手に自分のことを決めてしまう

自分の気持ちより親の気持ちが優先

など

 

親の過干渉が

子供の心理的な境界線を

曖昧にしてしまいます。

 

どんなに鍵をかけておいても

親が、鍵のかかった柵を

ブルドーザーで押し倒して

侵入してくるような状態。

 

これが、過干渉という

虐待です。

 

親の気持ちの押し付けや

親の気の毒さの押し付けなど。

 

子供にとって

親は、どんなに出来損ないでも

やはり親なので

 

子供は、親を拒絶することに

罪悪感や後ろめたさを感じます。

 

絶対に嫌だ!と思いながら

申し訳ないとも思う。

 

このアンビバレントな状態が

境界線を曖昧にしてしまうのです。

 

そして気がついたときには

なんでも相手の言うことを

ハイハイ、いいよ、仕方ないよねと

受け入れてしまう状態になっている。

 

これが、恋愛なら

「都合の良い女」だし

 

職場なら

「都合の良い部下」だし

 

家庭なら

「便利な嫁」だし

 

友人関係なら

「パシリ」でしょうか。

 

相手との境界線の曖昧さは

その曖昧さを受け容れている

自分への嫌悪感につながります。

 

「どうして、いつも自分は、こうなんだ!」と

怒りや情けなさなど

自分への恥の意識が刺激されます。

 

この恥の意識のことを

「スティグマ」といいます。

 

あなたが「劣等感」や

「コンプレックス」や

「自己肯定感が低い」という言葉で

表現している状態です。

 

なぜ、あなたが

相手との距離感に悩むのか?というと

「相手と対等な関係を築くことが下手だから」です。

 

相手と自分の力関係が

対等なとき

初めて、人は自分と相手との

距離感や境界線を明確にできます。

 

嫌なことは嫌だと言えて

NoならNoとハッキリ言える。

 

なぜ、相手にハッキリと

意思表示できないのか?というと

 

「嫌われたくないから」

「攻撃されたくないから」

「見捨てられたくないから」

「傷つけられたくないから」です。

 

なぜ、そう思うのか?というと

相手と自分との関係性が

対等ではないから。

 

決定権は、すべて

相手が握っていると

信念の中に

固く刻み込まれているからです。

 

自分が決めてはいけない。

なぜなら、相手の方が強いから。

相手の方が偉いから。

相手の方が力があるから。

権力を握っているのは、相手の方だから。

 

あなたを嫌うかどうか

決めて良いのは相手だし

 

あなたを見捨てるかどうか

その決定権は相手にあると思っている。

 

だから、あなたは

明確な意思表示ができず

曖昧なままに

相手の思い通りに自分を調整して

無理な適応を繰り返しています。

 

これは、虐待被害者に特有の

心理状態です。

 

相手に合わせないと不安。

顔色をうかがう自分が嫌い。

 

これが、虐待被害の

心理的な後遺症です。

 

では、どうしたら良いのでしょうか?

 

自分が決定権を持てば良い。

 

相手と対等な力関係を

自分の中に信じれば良いのです。

 

それが、信じられないことを

「自信がない」といいます。

 

自分を信じられない気持ち。

 

それは、あなたの人生の中で

あなたのみかたをしてくれる人が

皆無だったからです。

 

あなたの味方は

身近なところで探してもいません。

 

そこから外の世界に出てみましょう。

 

それが、支援を受けるということ。

 

支援を受ける人を

みっともないと思っているのは

あなただけです。

 

勇気のある人しか

支援は求められないのです。

 

あなたは、どちらですか?

 

それを決めるのは、あなたです。

 

あなたは、自分で決めて良いのです。

 

その権利を思い出してくださいね。