プライドが高いのか、ただのクレーマーなのか?

前回前々回の記事からの続きです。

今回は、あなたのプライドについて

お話ししてみたいと思います。

 

プライドって、何でしょうか?

 

プライドを日本語にすると

「尊厳(そんげん)」ということに

なると思います。

 

尊厳というのは

人として

 

正当に

うやまわれる権利のこと。

 

簡単にいうと

「大切にされること」への権利です。

 

 

虐待やDVなど

家庭内の心身への暴力を

ハラスメントということは

ご存知だと思います。

 

親や周囲の大人から受ける

ハラスメント被害は、虐待。

 

パートナーや伴侶から受ける

ハラスメント被害は、DVです。

 

では、ハラスメント被害とは

どのような状態のことでしょうか?

ハラスメント被害とは

あなたが人から

 

「失礼だ!」

「侮辱された!」

「粗末にされた!」

「バカにされた!」

などの刺激を受けること。

 

それが、ハラスメント被害です。

 

ハラスメントというのは

人の尊厳を踏みにじること。

侮辱することです。

 

その結果、被害者は

「みじめな自分」を

味わうことになります。

 

 

この「みじめな自分」を

繰り返し味わうことになる環境が

 

DV、虐待、いじめ、差別など。

 

この環境の長期的な連続の結果

生まれるのが

複雑性PTSDというトラウマです。

 

トラウマというのは

恐ろしい経験をすることだけが原因で

生まれるわけではありません。

 

毎日毎日、日常生活の中で

繰り返し、長期間に渡って

 

ハラスメント被害を受け続けることからも

トラウマは生まれます。

 

虐待被害を受け続けて

大人になった人は

 

常にハラスメントにさらされて

生きてきましたから

 

自分の身の上に起きたこと

すべてに対して

「侮辱を受けている」ように

感じてしまうクセがついています。

 

これを「否定的な認知」といいます。

 

 

食事に行ったときに

テーブルに自分のグラスだけなかったとき

 

あなたは、最初に

「自分が侮辱された」ように感じます。

 

なぜ、他の人ではなく自分なのか?

なぜ、いつも自分ばかり粗末にされるのか?

 

ここで、いっきに

怒りの感情がわき上がって

お店に対して

クレーマーになってしまう。

 

そして、あとで落ち着いてから

その程度のことで

興奮して激してしまった自分への

劣等感を感じたり

 

お店への怒りの気持ちがおさまらず

SNSなどに誹謗中傷を書き込んだり

クチコミ欄に悪評を書きたくなる。

 

テーブルにグラスが足りなかったのは

たまたま、お店の

確認ミスだっただけだとしても

 

あなたには、それが許せない

失礼な出来事として残ります。

 

クレーマーの特徴は

「自分より強い立場の相手には

クレームは付けない」ことです。

 

お客様、患者、支援を受けている側など

自分の立場の方が社会的に

発言権があり、それが許されると

思っているときにだけ

クレームが発生します。

 

駅員さんに殴りかかる

酔っ払い親父などが

良い例でしょう。

 

一緒に飲んでいた上司には

絶対に殴りかからないですね?

解雇された腹いせなら別ですが。

 

ハラスメント被害というのは

自分より権力のある立場の人間から

辱しめ(はずかしめ)を受けることです。

 

はずかしめは、みじめな気持ちになります。

自分の価値が、グズグズになったように

感じさせられます。

 

このため、ハラスメント被害者は

自己肯定感が低く

自分への評価も低く

他者からの圧力や権力に

いつも怯えてビクビクしています。

 

それが、複雑性PTSDの人の

ごく一般的な心理状態です。

 

自分の尊厳が踏みにじられた瞬間に

あなたが感じることは

「プライドを傷つけられた!」という感覚です。

 

そして、いつもいつも

こんなに

プライドを傷つけられたと感じる自分は

 

ケチなプライドの高い

みっともない嫌われ者だと思い

 

人と接することを避けて

傷つけられずに済むように

一人でいることが多くなります。

 

冷静に考えてみましょう。

 

あなたは、プライドが高いのではなく

プライドを傷つけられる

ハラスメント被害を受け続けていたため

 

現実への認知の傾向が

「なんでも自分が侮辱されている」と

受け取るようなクセがついてしまっています。

 

そして、目の前で起きている出来事を

ハラスメント被害のフィルターを通して

受け取り、感じてしまうため

 

常に傷つくし

常に怒りや憤りの感情から

逃げることができず

 

自分のプライドの高さに

ウンザリしたり

 

周囲の人たちをバカにして

見下すことでしか

自分を守ることが

できなくなっているのです。

 

では、どうしたら良いのでしょうか?

 

あなたが人生の中で

受け続けてきた

ハラスメント被害について

 

客観的に整理してみてください。

 

 

このハラスメント経験の整理は

DVや虐待の影響で

複雑性PTSDというトラウマ症状を抱え

苦しんでいる人を支援できる人と

一緒に行うのが安全です。

 

あなたは、ハラスメント被害を受けていた。

だから、世の中のすべてが

 

自分を侮辱しているように感じ

 

バカにされているように感じ

 

誰も、自分を大切にしてくれないと

嘆き悲しむ毎日が続いてしまうのです。

 

あなたが、クレーマーになりやすいのは

「誰にも大切にされた経験がないから」

「尊厳を踏みにじられたことしかないから」です。

 

クレーマーは

現実を

自分への侮辱だと受け取ります。

 

それが、複雑性PTSDで

悩んでいる人の

現実認知のパターンで

トラウマ症状です。

 

根気良く、子供時代からの

ハラスメント被害の経験について

客観的に整理を続けてください。

 

それだけでも

とても楽に

生きることができるようになります。

 

 

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