怒りの感情との折り合いの付け方

イライラする!これを感情を表す単語に置き換えると

怒り・憤りなどがあります。

この疲れる感情との

折り合いの付け方について考えてみましょう。

 

『子どもたちよ』

子ども時代を しっかりと
たのしんで ください。
おとなになってから
老人に なってから
あなたを 支えてくれるのは
子ども時代の 「あなた」 です。

2001年7月18日
石井桃子

 

童話作家、翻訳家の

石井桃子さんの言葉です。

 

子供時代の経験が

いかに大切で

 

その人の一生を支える

基盤になっているかを

的確に表現された有名な言葉です。

 

 

あなたは

この大切な子供時代を

どのように生きていたでしょうか?

 

 

人間にとって

居心地の悪い感情は

いろいろあります。

 

怒り

悲しみ

恐怖

不安など。

 

人間の感情には

「一次感情」と

「二次感情」があることを

ご存知でしょうか。

 

 

「一次感情」というのは

赤ちゃんが表現しているような

原始的な純粋な感情のことです。

 

喜怒哀楽などで表現される

ストレートな感情です。

 

 

これに対して

何かを考えたときに生まれる感情を

「二次感情」といいます。

 

例えば、あなたが

突然、大きな音がしたときに

驚いたときに感じる感情

 

「不安」

「恐怖」

「ショック」

などは、

 

ストレートな

一次感情です。

 

これに対して

大きな音で驚いている

あなたを見ていた人が

 

ニヤニヤ笑っているのを見たとき

笑われていると感じたときに

感じた感情

 

「恥」

「孤独」

「怒り」

「嫌悪感」

などは、

 

ストレートな一次感情が

何かを考えたときに

 

新たに生まれた感情なので

「二次感情」といいます。

 

 

複雑性PTSDで悩んでいる人は

この「二次感情」のために

苦しんでいる人が多いのです。

 

 

この二次感情の部分が

対人不安や人間不信など

「生きづらさ」につながっています。

 

 

それでは

怒りの感情との

折り合いの付け方について

考えてみましょう。

 

 

そもそも

なぜ「感情」があるのでしょうか?

 

感情とは、何でしょうか?

 

感情は、気持ちのことで

感情は、心が作ると

考えている人が多いですが

 

感情を作っているのは

心ではなく、脳です。

 

では、なぜ脳は

感情を作るのでしょうか?

 

それは

今置かれている状況に

命を守るために

的確な対応や反応をするために

 

脳が自覚をうながすために

作り出している感覚。

 

それが、感情です。

 

 

命の危険が迫っているときに

それに気づかずに

ニヤニヤと呑気にしていたら

死んでしまいます。

 

このため、脳は

生存本能と

その人個人の過去の経験を元に

 

危険に対処したくなるような

信号を作り出します。

 

それが「感情」です。

 

 

うれしい

楽しい

愉快

などの感情は

 

命の脅威にはなりませんから

いくらでも

居止まることができます。

 

 

ところが

居心地の悪い感情は

 

一刻も早く

そこから抜け出したい!と

感じます。

 

つまり感情というのは

人間が、環境の中から受け取った

命の危険を回避するために

脳が作り出している信号。

 

気づいてね!という

脳からのメッセージなのです。

 

 

怒りの感情は

感情の中で

一番エネルギーを使うため

とても疲れる

居心地の悪い感情です。

 

 

そして、あなたは

その感情から

一刻も早く抜け出したくて

 

いろいろなことを

考えてしまいます。

 

このため

ストレートな一次感情は

 

考えることで

さらに複雑な

二次感情を作り出してしまい

 

あなたを苦しめたり

悩ませたりするようになります。

 

 

では、どうしたら良いのでしょうか?

 

感情は、脳が作る信号なので

人間の意思で止めることは不可能です。

 

あなたは、日頃

この脳の自然な反応に対して

「感情をコントロールしなければ!」と

悩んでいます。

 

その結果

考えれば考えるほど

二次感情が生まれてしまい

 

最終的には

自分の無力さに絶望して終わり。

 

 

でも、考えてみてください。

 

あなたは自分勝手に

「怒った」のではなく

 

誰かから

何かの刺激を受けた結果

「怒らされた」のです。

 

つまり、あなたは

自分が被害を受けている瞬間に対して

 

その被害のために生まれた

自然な感情を

自分の責任だと誤解して

必死で消そうとしているのです。

 

矛盾しませんか?

 

被害を受けているのに

自分が悪いと思っている状態です。

 

この矛盾は

子供時代の虐待被害の

連続経験の中で

身についてしまうことが多いのです。

 

 

あなたが怒りの感情を

感じている瞬間は

 

あなたは被害を受けている瞬間

または、その被害の記憶が

何かの刺激によって

心の中で再現されている状態です。

 

 

これをコントロールすることは

あなたの回復を

遅らせることにしかなりません。

 

自分の感情の成り立ちを

きちんと把握すること。

 

被害に対しての自覚を持ち

「怒りたくなるのは当然だ!」と

怒りの気持ちに対する

正当な権利を意識してみてください。

 

あなたの怒りが

いつまでも

くすぶっているのは

 

感情を感じることを

セーブして最後まで感じ切っていないから。

 

そして、安心して

最後まで感情を感じきることができる

環境を手に入れることができなかったからです。

 

怒りの感情は

安心できる環境で

感じきることで

自然に消すことができます。

 

これは、理論や哲学ではなく

それが脳の生体反応なのです。

 

あなたにとっての

安心して感情を感じられる場所を

見つける工夫をしてみてくださいね。

 

 

電話で問合せ
LINE友達登録
無料冊子プレゼント