感情という症状

自分の感情が

コントロールできず

それに困っていると

 

相談にお越しになる方は

とても多いです。

 

私から言えることは、ひとつ。

「感情をコントロールなんて

しちゃダメですよ!」

ということ。

 

それは、なぜか?

 

これまでの人生の中で

あなたがしてきた

感情のコントロールのことを

 

「過剰調節」または

「過剰調整」といいます。

 

これに疲れると

「適応障害」という状態になります。

 

どういうことか?というと

あなたは日常的に

慢性的に繰り返される

被害経験の中で

 

その被害環境の中で

生き延びるために

 

刺激に対する正常な反応を

抑圧したり無視することで

 

その場で生き延びるための

無理を続けていました。

 

例えば、親に対して

イラッ!としたときに

 

「イライラしちゃダメ!

もっと面倒なことになるから」

とイライラさせられたという

刺激に対する自然な反応を

強引に抑圧したり

 

「もっとひどい時があったじゃない。

このくらい、なんでもないよ!」と

今の被害の状態は

大したことはないのだと

 

被害を受けていることや

その刺激への自分の中の反応を

無視したり

自分に言い聞かせたり

 

そんな無理を

続けてきているはずです。

 

こうした自分がいる環境にあわせて

自分の状態を調整したり

コントロールすることを

「適応(てきおう)」といいます。

 

そして、四六時中

この無理な適応(自分への無理)や

自然な反応への制御を繰り返すことで

 

もう、これ以上

適応することは困難です!という

心身の状態になってしまう病気。

 

これが、適応障害です。

 

あなたは環境(被害)に対して

自分が適応することで

生き延びる方法しか知りません。

 

具体的には

いい子になって親の顔色をうかがう

嫌な仕事でも頼まれたら引き受ける

本音は言わず自分にガマンを言い聞かせる

 

このような方法です。

 

これは、虐待被害を受けて

育った人に共通の

心理状態です。

 

そして、こうした

無理を続ける状態

適応の連続の中で

自分や相手へのイライラや

怒りの気持ちが湧いてくるのを

 

なんとか、この疲れる

居心地の悪い感情を

コントロールできないか?と

 

アンガーマネジメントや

心理セミナーにお金を使っているのが

あなたの状態かもしれません。

 

 

なぜ、感情があるのか?

 

なぜ、居心地の悪い

怒りや悲しみや恐怖や憎しみの

感情があるのか?

 

感情というのは

脳が気付いて欲しくて出している

シグナルなのです。

 

「ここにいたら危険だよ」

「この状態は良くないよ」

「早く、逃げ出して!」

「早く対処して!」

 

そう、あなたに

教えてくれるための信号なのです。

 

それを消し去ろうと

あなたは必死になっています。

 

ネガティブな感情なんて

どこかに消えちゃえ!って

そう願っています。

 

残念ですが、そうした感情は

その感情が生まれる環境から

自分を連れ出さない限り

永遠に続きます。

 

虐待を受けていた子供が

いつまで経っても

虐待親と一緒に生活をしていたら

 

永遠に、その感情から

逃れることはできません。

 

感情は、

あなたが作っているのではなく

あなたに向けられた

刺激によって作られているのです。

 

あなたがネガティブな感情を

感じている瞬間。

 

その瞬間に、

あなたの身の上に

起きていることは

被害です。

 

不快な感情は

自分以外の相手(対象)を

意識したときに生まれます。

 

環境も、その対象です。

 

人間は、環境への適応を

繰り返すことで

生き延びています。

 

環境に適応する際に

自分の中で行う無理のことを

「ストレス」といいます。

 

あなたにとって必要なことは

「感情のコントロール」ではなく

 

何に刺激を受けて

不快な感情が生まれているのか

その本当の原因を突き止めることです。

 

トラウマ(複雑性PTSD)からの回復に

大切なことは

自分のことを

客観的に知ること。

 

自己理解です。

 

意識してみてくださいね。

 

 

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