あなたの家族の歴史と負のループ

 

誤解のないようにと前置きをして

書かせていただきますが

 

首都圏でバリバリ働いている人は

たいてい田舎の次男・三男です。

 

もしくは、実家からの

プレッシャーから逃げ出した

長男です。

 

今日は、このことについて

お話ししてみたいと思います。

 

日本には大昔からの文化習慣として

「家父長制」と言うものがあります。

 

家父長制というのは

家族の中で、一番偉いのがお父さん

その次にエライのが跡取りの長男。

 

次男・三男以降の男子は

長男が病死した時の予備。

 

女の子は、跡取り対象ではないので

女の子しかいない家ではない限り

女の子は、家畜と同じで員数外。

 

それが、日本の古くからある文化

「家父長制」です。

 

この文化習慣は、現代でも

主に農家さんなど

地元でのコミュニティーに

重きを置く人間関係社会を持つ地域には

脈々と残っています。

 

皆さんもご存知かと思いますが

あの小説家の太宰治は、

青森の大富豪の五男です。

 

彼は、子供の頃から

「おどかす」と言われていました。

 

「おどかす」の意味は

長男以外のかす達、という意味です。

 

家父長制のある家庭では

兄弟姉妹への大人からの差別が

非常に強烈です。

 

「長男のくせに!」

「跡取りのくせに!」

 

長男に生まれたが最後

家全体からの

強烈なプレッシャーを浴びせられ

 

背負いきれない負担や責任感を

イヤというほど意識させられるのが

最初に生まれた男の子の悲運でした。

 

このプレッシャーから逃れたくて

必死に勉強をして

優秀な成績で都会の大学を受験して

 

大人達から文句を言われないように

「がんばって都会で勉強してくるから!」と

いかにも家のため的なそぶりをして

 

そのまま逃げ出してしまい

都会で就職をして

田舎には帰らない、というのが

田舎の長男の逃避パターンです。

 

そうすると、今まで

かす扱いされていた

次男・三男に、その責任が

ところてん式に落ちてきます。

 

そして、弟達は

「兄貴は、ずるい!」と

恨みや憎しみを感じながら

実家の跡取りとして

いやいや家業を継いでいく。

 

農家さんなら、田んぼや畑を継いで

自分の夢を捨てて

逃げ出した兄のために

家や田んぼを守る生贄のような人生になる。

 

長男が逃げ出さずに

大人しく後を継いだ場合は

 

次男・三男は、

継がせてもらえるものは何もない

おどかすのかす状態なので

 

「都会なら、きっと自分を生かせる場所がある!」

と意気揚々、夢を持って

卒業と同時に上京していくのです。

 

江戸時代、江戸の人口のほとんどは

食い詰めものの田舎の次男・三男が

「お江戸なら、なんかあるっしょ!」と

逃げ出してきた人たちだったといいます。

 

彼らは、やる気と力だけはあったので

必死に努力して成り上がれた。

 

今の令和の世の中でも

こうした「田舎のおどかす」たちが

東京都民として

都民税を支払いながら

田舎へのトラウマを否定しつつ

生きているという構図は、そのままです。

 

戦後、第二次世界大戦ののち

こうした食い詰めものの

都会への流出は激化しました。

 

集団就職が、それです。

 

彼らは、都会への夢いっぱいでしたが

もともと田舎で培われたスティグマ

 

自分自身への恥の気持ちや

自分はみっともないカス野郎だという

 

育った環境の大人達(近親者)からの

差別を受けて、みじめさを存分に味わって

生きてきた虐待児なので

 

複雑性PTSDを無意識に抱えたまま

それに気づかず

 

「努力さえすれば報われる!」という

承認欲求と報酬脳の権化となって

一生懸命に働きました。

 

それが、あなたの父親やおじいさんです。

 

あなたの父親や母親は

そうしたスティグマ(自分への恥)を

感じながら生きていた

複雑性PTSDの虐待児たちに育てられた

虐待被害者です。

 

おどかす達は、自分が虐待被害者だとは

夢にも思っていませんでした。

 

なぜなら、その時代は

日本中が、それが常識だったからです。

 

最近の育児なら

「お兄ちゃんなんだから、しっかりしなさい!」と

叱ること自体が虐待だということは

 

育児マニュアルを読まずとも

誰でも知っている共通認識です。

 

平成・令和の親達は

そうしたスティグマを

子供に与えないように育児ができます。

 

でも、昭和・大正・明治の親達は

子供にスティグマ(自分への恥の意識)を与えることこそ

「しつけ」であり

「戒め(いましめ)」であると考えていました。

 

それが、日本が持っていた

裏美徳。

子供への闇の部分です。

 

この時代は、とにかく

スティグマ(自分への恥の意識)と

自己責任を徹底して強要した時期です。

 

そして、この時代

精神疾患の人への待遇は

「座敷牢」でした。

 

弱みを見せたら最後

人間ではなく家畜以下の扱いを受ける。

 

その恐怖と支配で

人々は社会から統率されていました。

 

あなたの苦しみや生きづらさの根元は

日本史の中に隠されています。

 

あなたの生きづらさは

「日本人だから」

 

その側面もたくさんあります。

 

あなたの家の家族史を

たどってみてください。

 

尊厳を踏みにじられた人たちが

大勢見つかると思います。

 

その人達は、被害者であり

後世への加害者です。

 

自分の生育史に客観的な目を持つことは

自分を助けるための大切な一助になります。

 

意識してみてくださいね。

 

 

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