あなたが人との会話が下手な理由

あなたは、自分が

冷静な方だと思いますか?

 

それとも

感情に流されやすい方だと思いますか?

 

虐待被害の影響で

複雑性PTSDなどの

トラウマを持っている方は

 

脳の中の

扁桃体が過剰興奮をする状態が

常態化しています。

 

この状態のことを

過覚醒といいます。

 

脳の中の

ストレスに反応する部分が

過剰に興奮してしまい

 

感情や体調に

悪影響が出ている状態のことです。

 

イライラが止まらず

些細なことで腹が立ち

 

気分がドスンと落ちたり

気持ちが高揚したり

 

興奮状態のまま

平常に戻れない状態が続く。

 

これが

トラウマのストレスに対する

正常反応だと知らない人は

 

そうした自分の状態を

異常だと思い込んで

 

必死で

それを隠そうとします。

 

感情をコントロールしようとします。

 

でも、実際は

まったく感情をコントロールできていません。

 

それは

冷静な判断や思考をつかさどる

脳の中の前頭前皮質(大脳皮質)が

 

扁桃体の興奮の影響で

機能が停止しているからです。

 

 

一般的なストレスの場合は

危険が遠ざかり

安全や安心が確認できると

 

大脳皮質の状態は

元に戻り

扁桃体の興奮は自然に治ります。

 

ところが

このオンとオフの

スイッチの切り替えが

 

虐待被害の影響で生まれた

トラウマの場合は

機能不全になっています。

 

脳のスイッチの切り替えが

できない状態(症状)を

 

気力や根性で

なんとかしようとして

あれこれ考えているのが

これまでの、あなたの状態でした。

 

そして、ここで

大きな落とし穴があります。

 

それは

感情に圧倒されて

冷静な状況判断が

できなくなっていることです。

 

あなたは、世間一般の人のように

目の前で起きている出来事の

冷静な状況判断ができていません。

 

ひどい!

傷付いた!

ショック!

許せない!

 

そのような感情だけに支配されて

目の前で起きていることの

再検討や再検証をすることが

できていないのです。

 

目の前で起きた出来事の

ある一部分だけを切り取って

 

そこだけに怒っていたり

憎んでいたりを繰り返しています。

 

これは、幼い子供の状況判断と同じです。

 

 

子供は大人ほど

知識や経験がないため

 

目の前で起きている出来事の

全体の意味がわかりません。

 

理解できません。

 

周りの大人が

子供が理解できるように

説明してくれる行為があると

 

子供は安心して

その場に居続けることが

できるようになります。

 

ところが、誰も

その出来事について

説明をしてくれないと

 

子供は、ただただ

目の前の出来事から受け取った

感情だけで

 

その出来事を

判断(意味づけ)するようになります。

 

簡単にいうと

トラウマで苦しんでいる人の

思考パターンは

子供のままなのです。

 

大人の思考パターンが

できていないので

大人との会話に苦労するのです。

 

これは

あなたがお子様だという話ではなく

 

現実認知の思考パターンに

歪み(ゆがみ)が生じるような環境が

長過ぎたことが原因です。

 

歪んでしまった思考パターンは

人間関係を生きにくくします。

 

その結果、何が起きるか?というと

引きこもりがちになったり

自己弁護のための屁理屈が増え

 

面倒くさい人間のレッテルを

貼られてしまうようになります。

 

自分を助けられるのは

自分だけだという

疎外感や孤独感に苦しむようになります。

 

こうした状態が

トラウマがもたらす

正常な症状なのだということを知らず

 

自分には価値がないから

人から大切にされないのだ!という思い込みや

 

目の前の出来事を

歪めて受け取ってしまい

敵を増やしたり

嫌われたりしてしまい

 

アドラーを読んで

「嫌われる勇気」など

 

アドラーが本来伝えたかったことを

曲解して自分の都合の良いように

解釈することが始まります。

 

ついでに付け加えるとしたら

アドラーの本は、ただの哲学書で

心理学の本ではありません。

 

虐待被害者だったトラウマ持ちさんは

哲学にはしる方が多いのも特徴です。

 

理屈っぽくなり

相手を論破することに

快感を覚えるタイプですね。

 

自分の思い込みと

感情だけに支配されて

人生をムダにするか

 

トラウマについて

正しく知ることで

自分への理解を深め

人生を取り戻すか。

 

選ぶのは、あなたです。

 

人や自分を責める前に

できることは

たくさんあります。

 

冷静な状況判断は

自分の認知パターンを

知ることから始まります。

 

試してみてくださいね。