心理療法と料理教室の例え話

料理教室に通ったことがある方は

思い出してみてください。

 

先生のデモンストレーションの後

教室で作ったときは

上手くできたのに

 

家に帰って

一人で作ってみたら

なんだか違う。

 

上手くできない。

 

材料もレシピも

ちゃんとあっているはずなのに

なぜか、上手くいかない。

 

そんな経験は

ありませんか?

 

心理療法も

これと、同じことが言えます。

 

面談室で

セラピストと一緒に

トラウマについて考えているときは

 

とても良く理解できて

「これで大丈夫!」と

心から安堵感と達成感を感じるのに

 

日常生活の中では

全然、気持ちが楽にならず

相変わらずの毎日。

 

こんなにお金と時間を使って

頑張っているのに、なぜ?と

 

イライラしたり落ち込んだり

 

「きっと、違う先生なら

もっと良いに違いない!」と

 

あちこちをフラフラと

心理療法のハシゴをしてみたり。

 

でも、何も変わらない。

 

これ、どうしてか

わかりますか?

 

料理教室にしても

心理療法にしても

その目的は?というと

 

「実生活でできるようになること」

のはずです。

 

ところが、多くの人は

料理教室や

心理療法の場だけで

できたつもりになって満足してしまい

 

日常生活の中での

「実践がともなっていない」のです。

 

つまり

「覚えただけで、やってない」

 

だから、いつまで経っても

何も変わらないのです。

 

私のところで

認知処理療法や心理相談など

 

複雑性PTSDのための心理療法を

受けている方は

たくさんあります。

 

皆さん、とても熱心です。

 

毎週の課題を

キチンとこなしてこられます。

 

そして、その課題に記入したことを

実生活の中で

実践したことを質問すると

 

なぜか

何も実践していない方が多いのです。

 

これ自体が

トラウマ症状のひとつでもあるので

対処が難しいことでもあります。

 

 

この状態が続く限り

複雑性PTSDからは

回復できません。

 

料理教室で習った料理を

自分一人で作ってみて

上手くいかなかったところを

 

もう一度

教室で先生と一緒に確認して

 

何が原因だったのか?

どうしたら、上手くいくのか?

それを考えるのが

「覚える」「習得する」ということ。

 

「わかったつもり」ではなく

実践して確認することで

 

はじめて

自分でできるようになるのです。

 

自分で動いていないから

いつまで経っても

 

「どうしたらいいですか?」以外

いうことができないのです。

 

「〜〜してみたのですが」

「〜〜試してみたのですが」と

面談の席で言えること。

 

これができるようになって

はじめて

回復のための心理療法になります。

 

どうしたらいいですか?と

アドバイスを求めることしかできないのなら

 

まずは

その状態から改善しなければ

ならないかもしれません。

 

知ること

考えること

実行すること

 

この3つをバランス良くできる人が

回復に向かうことができます。

 

試してみてくださいね。

 

 


 

 

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