人に厳しく自分にも厳しくという病*複雑性PTSD

 

複雑性PTSDの心理状態で

「人に厳しく自分にも厳しく」

という状態があります。

 

人のアラ探しや

自分のアラ探しに

熱心になってしまう状態です。

 

その結果

何が起きるか?というと

 

嫌われるし

自己嫌悪に陥ります。

 

そして、自分は やっぱり

人付き合いが下手だと

嘆くことが繰り返されます。

 

これは、虐待被害の影響で

何が正解か?不正解か?

 

そればかりを考えて

生活する習慣があるからです。

 

 

複雑性PTSDなど

トラウマが生まれる

もっとも基本的な原因は

 

自己制御不能な危機的状況を経験すること」です。

 

つまり

自分で状況をコントロールできない

脅威(不安・恐怖)を経験したことで

 

生存本能が激しく刺激され

脳(心)に傷が残る状態。

 

それが、トラウマです。

 

人間は過去の経験をもとに

現在、直面している問題を

解決しようとする生き物です。

 

過去の経験データを検索して

似たような経験のデータと

現在の状態を照らし合わせて

自分がとるべき行為行動を選択します。

 

過去の経験をもとに

考えて答えを出そうとするのです。

 

でも、トラウマが生まれる状況は

自己制御不能な状況です。

 

両親の夫婦げんかを

子供が制御しようとしても困難です。

 

親の情緒の不安定さや

精神疾患を

子供が制御しようとしても不可能です。

 

そうした不安や恐怖の中で

子供は必死に

その場に適した行為行動を模索します。

 

その結果

何を学習するか?というと

「正解・不正解を探すクセ」です。

 

 

「どうすれば、怒られずに済むだろう?」

「何をしたら親の機嫌が治るだろう?」

 

何が正解か、何が不正解か

必死に探す毎日が続きます。

 

虐待にあっている子供には

残念ながら、正解はありません。

 

全部、不正解な結果に終わります。

 

唯一の正解を考えるのなら

児相や支援者など

家庭の外に

助けを求めることくらいでしょう。

 

このクセのために

大人になっても

 

正しいか?間違いか?の

白黒思考にとらわれる

思考パターンが続きます。

 

そして、自分に厳しくなることと

同じエネルギー量で

人に対しても

厳しくなっていきます。

 

ジャッジメントが始まるのです。

 

人の失敗やミスが

許せない気持ちに

とらわれることが続き

 

人の些細なミスも指摘するようになり

気がつくと

自覚なくクレーマーになっており

 

この状態は人からは

文句しか言わないパワハラ行為や

クレーマーの姿に見えています。

 

そして、人間は

不安な表情と

不機嫌な表情を

外見からだけでは区別できないため

 

不安でいっぱいで

悩んでいる姿は

不機嫌な人として受け取られています。

 

この結果

複雑性PTSDの人は

 

いつも不機嫌で

文句しか言わない

人の揚げ足を取る

 

イヤミでヘラヘラしていて

人の顔色ばかりうかがう

 

安っぽいプライドを振りかざした

うっとおしい関わりにくい人という

 

不名誉な誤解を受けることになります。

 

そして

誰にも助けてもらえず

気にかけてもらえず

放置され、無視されることが続きます。

 

この状態は、疎外感や孤独感を生み

悩みがループし続けるようになります。

 

 

では、どうしたら良いのでしょうか?

 

自分や人のアラ探しをしたくなるのは

複雑性PTSDの心理症状なのだということを

知ることから始めてみましょう。

 

トラウマについて

正しい知識を持つこと。

 

それは、自分への誤解を解く

大切な回復への第一歩です。

 

自分にレッテル貼りをせず

自分に自己判断で病名をつけず

 

事実と現実を確認する

工夫をしてみましょう。

 

 

人生の中で

何が起きていたのか

それを知ることが

回復へのスタートです。