ドタキャンする人を相手にしていない理由

ずいぶん前の話になりますが

複雑性PTSDの人の心理状態で

 

ドタキャンしたくなるのは

複雑性PTSDの

自然な共通状態であることを

ご説明したことがありました。

 

数年前の講演会か何かの席でのことです。

 

その後、何が起きたか?というと

一気にドタキャンが増えました。

 

ドタキャンOKと容認されたと

誤解されたのでしょうか。

 

まあ、ありがちなことなので

それは別に構わないのですが。

 

私は、基本的に

ドタキャンを繰り返す方への

対応はしていません。

 

なぜなら

「ドタキャンできるということは

まだ、十分に余裕があるから」です。

 

おそらく優先順位の問題だと

思うのですが

 

今にも死にそうなほど

ノドが渇いている人が

 

「今日は、不安で自信がないから

水は、また今度でいいか」とは

思えないと思うのです。

 

私のところには

今にも死にそうなほど

ノドが渇いている人が

たくさん利用登録をしておられるので

(現在、600人を超えています)

 

私が対応できる範囲は

やはり物理的に限られています。

 

このため、優先順位は

必要になります。

 

トリアージというと

少し通じるでしょうか。

 

 

トリアージは

モラル・インジャリー(moral injury)を伴います。

 

モラル・インジャリーというのは

支援者が負う「良心の呵責」のことです。

 

コンパッション・ファティーグ(共感性疲労)

バーンアウト・燃え尽き症候群(burnout)とともに

常に支援者が悩み続ける問題です。

 

私の中には

この支援者が陥る問題から

私の支援対象者を守るための

ルールがあります。

 

支援の場での二次被害は

絶対に起こさない。

 

これは、

私の実体験に基づいた

信念です。

 

 

 

「まだ、いいや」と思えるのなら

それでいいのでしょう。

 

本当に必要だと思えてから

あらためていただきたい。

 

そう思っています。

 

ドタキャンされても

私は、その方を

怒りも叱りもしません。

 

他の方の支援に

向き合うだけです。

 

すべては

「利用者側の優先順位」なのですから。

 

私よりも

もっと良い支援者は

星の数ほどおられるのですから

 

そちらを頼られるのも一案です。

 

ドタキャンに関する連絡を

きちんといただければ

対応のしようもあります。

 

連絡なしで

「わかってくれない」

「察して欲しい」と

 

障子の影から

恨めしい視線を送られても

私には対応不可能です。

 

言葉にして伝えていただかなくては

何が起きているのかがわからない。

 

それができないから

相談したいのだと思うのですが

 

私には、

こちらから支援対象者に

声をかけるという

介入権限がありません。

 

職域の問題ですが。

 

ですので

「去る者は追えず」です。

 

残念ですが

そういうことです。