親と対決したいのですが、時期はありますか?という質問

自分が虐待被害者だったと気付いた後

最初に考えるのは

「親に伝えたい!」という気持ちでしょう。

 

無念さや

怒りや

謝罪を求める気持ちです。

 

では、実際に

その時期は?というと

 

答えは

「あなたの悩みが すべて消えてから」

 

それが、答えです。

 

前の記事にも書きましたが

悩んでいる

苦しみの中にいる真っ最中の

 

親とあなたが

ぶつかり合うと

 

お互いに

「どうしてわかってくれないの!」の

応酬になります。

 

これは、火に油を注ぐだけで

かなり無意味です。

 

より関係が悪化するだけです。

 

会うのではなく

手紙ではダメですか?と

ご質問をいただきますが

 

手紙もアウトです。

 

手紙は、もっと悪化します。

 

それは、書き手の表情が見えないので

読み手が自分の先入観で

文章を理解してしまうからです。

 

謝罪のつもりが

挑戦状の意味として

受け取られてしまうケースも

手紙には多々あります。

 

文字情報は

読み手に受け取り方を

委ねなければならない表現方法なので

非常に危険です。

 

 

ウソだと思われるかもしれませんし

信じられないと思うかもしれませんが

 

自分の問題が

本当にすべて解決すると

 

もう、親と対決したいなんて

気持ちすら起こらないのです。

 

そんなこと、どうでも良くなるのです。

 

あなたは

今のつらさの原因を作った

 

張本人を責めることで

何を得たいと思っていますか?

 

親が詫びれば

失ったあなたの過去が

取り戻せるのですか?

 

あなたは、おそらく

「謝って欲しい」のですよね?

 

自分の正当性を

訴えたいのだと思います。

 

でも、残念ながら

虐待被害というのは

 

加害者も また

悩み苦しんでいた被害者なので

 

被害者と加害者という

単純な構図は成立しません。

 

子供が

大人の発言(言葉)には

裏にも意味があるということが

理解できるようになるのは

 

10歳頃からだと言われています。

 

どういうことか?というと

 

「アンタのせいよ!」と

鬼の形相であなたに向かって

 

罵声を浴びせた母親の

その行為の裏側に

 

子供のためにしたことで

夫から激しく責められたり

罵られたりしたあと

 

その被害感情から出た言葉であれば

母親の怒りの方向は

あなた(子供)ではなく

 

夫ですし

それに対処できなかった自分(母親自身)です。

 

でも、幼い子供は

自分のことを見ながら

母親が

「アンタのせいよ!」と

叫んでいるのだから

 

自分が怒られて

嫌われているのだと受け取ります。

 

子供は、幼い脳で

少ない人生の経験値と

ほんの少しのボキャブラリーの中で

 

今、目の前で起きている

出来事の意味を受け取ります。

 

自分が知っている言葉や

知識の中でしか

現実の出来事の意味を

判断することができません。

 

このため、ひとつの出来事に対する

親の記憶と

子供の記憶は

たびたび食い違います。

 

言った言わない!が

親子間で何度も繰り返されるのです。

 

「そんなひどいこと、お母さんは言わない!」

「ウソつき!言ったじゃない!」

 

どこの家庭にもある

親子の記憶違いあるある現象です。

 

この状態で

ただ、あなたの悔しさを

親にぶちまけただけの状態で

 

あなたの中に

何が残るでしょうか?

 

残るのは

虚しさと

情けなさと

絶望感くらいのものです。

 

 

では、どうしたら良いのでしょうか?

 

親のことは、後回しでいいのです。

 

自分のトラウマケアを

最優先にしてください。

 

親と対決したいというのは

親への執着ですし

未練です。

 

もう一度、死ぬまでに

なんとか和解ではなくても

これ以上、嫌な気持ちに

させられたくないという気持ちなのなら

 

関わらなければ良いのです。

 

どうして、自分から

わざわざ関わりを持とうとするのでしょうか?

 

許せないから?

 

それは、まだ

あなたが不幸だからですね?

 

自分を幸せにすることの方が先。

 

人を憎むために使うエネルギーがあるのなら

自分に使うことを意識してください。

 

自分にエネルギーを使う自信がないから

親と対決することに逃げたくなるのです。

 

攻撃は、最大の回避行動です。

 

回避をやめれば

あなたは、そこから自然に

幸せになることができます。

 

トラウマについて知ること。

 

それが、ヒントになります。

 

 

親との対決は

自分が幸せになってから

ゆっくり考える

 

 

幸せへの優先順位

考えてみてくださいね。