「見下され不安」という言葉を知っていますか?アダルトチルドレンの深層心理の回復方法

あなたは「見下され不安」という言葉を

聞いたことがありますか?

 

アダルトチルドレンで悩んでいると

「見捨てられ不安」という言葉は

よく聞いたことがあると思います。

 

自分が置き去りにされてしまうことへの不安や

自分が文字通り

相手から心理的に

見捨てられてしまうことへの不安が

見捨てられ不安です。

 

見捨てられ不安があると

見捨てられた感を味合わずに済むように

必死で、

相手に対して応えようとしてしまいます。

 

無理と言えなかったり

NOと言えなかったり

自分の気持ちを

相手に伝えることを我慢してしまったりして

 

いいなりになっていたり

いいように利用されてしまったり

都合よく使われたりして

どんどん人間が信じられなくなってしまう

そんな負の連鎖状態のことを

見捨てられ不安

表現することが多いですね。

 

これと似た言葉で

見下され不安」というものがあります。

 

 

見下され不安というのは

公的な心理用語ではなく

私のサロンで使っている言葉です。

 

簡単にいうと

見下されることへの不安のこと。

 

まんまですねあせる

 

あなたは、誰かからバカにされたくない!と

感じたときに、具体的には

どういう状態が

あなたがバカにされたことになると感じますか?

 

おそらく

「上から目線」で物を言われたとき

ではないでしょうか。

 

上から目線で物を言われた!と感じる

その心理として

もっともその人が刺激されているのは

劣等感だと思います。

 

相手に負けたくない!

自分の方が劣った存在だと思いたくない!

自分に力や価値がないと思われたくない!

そういう粗末な扱いを受ける自分だと思いたくない!

 

そんな感情ですね。

 

例えば、私はサロンで

カウンセリングの時に

ハーブティーをご提供しています。

 

ハーブについての初歩的な資格や

飲食物をご提供する際に必要な

初歩的な飲食関連の資格を

私は所有しています。

 

これは、

資格が自分を支えるために

欲しかったというよりも

 

ハーブティーなどの飲食物を

来談者様に安全にご提供できるような

知識や情報が欲しかったから、というのが

動機で理由です。

 

 

ですから、まあ特に

その道で生きてく訳ではないので

自分にとって必要な範囲で

それができていれば良いと

そのくらいの感じなのですが

 

サロンでハーブティーを

ご提供していますニコニコ

SNSなどに投稿すると

 

なんだか知らないけど

ムキになって似たような

ハーブ関連の投稿をする

セラピストさんや先生方が

現れたりします汗

 

素人のクセに!

何も知らないクセに!

私の方がプロフェッショナルよ!と

そんな感じでムキになってしまう。

 

そんな状態を見ると

ああ、そうなんだなと

私は感じます。

 

それは、

人より自分が優れていると自己表示したくなることは最大の劣等感の表明

である、と私は感じているからです。

 

自分に劣等感やコンプレックスがあるからこそ

自分の方が優れているとアピールしたくなってしまう。

 

自信があったり、本当に好きでやっている人は

誰かの在り方など、いちいち気にならないし

癇に障る(かんにさわる)事もないし

いちいちムキになる事もありません。

 

「へ〜、あなたも好きなの?私も大好きなのよ音譜」だけで

済むはずなのです。

 

 

あまり表面には出されませんが

セラピストやカウンセラーになりたいと思う人は

過去に自分の中での心の傷があった

経験のある方が多いので

 

どうしても自分自身の

コンプレックスや劣等感が

まだまだ消化し切れていない方も多く

 

相手を受容できず

自分を見失ってしまうことも

多かったりします。

 

自己肯定感というのは

努力して得るものではなく

「そうしたい自分が大好き!」と

自分が自分でいることを

心の底から楽しめる感覚をいいます。

 

自己肯定感というのは

自己啓発セミナーで得られることではなく

「やりたいと思える私が好き!」という

心の自由さのことをいいます。

 

 

あなたが、もし

誰かにバカにされたくない!という

「見下され不安」を刺激されたら

思い出してみてください。

 

あなたは、過去の人生の中で

あなたに与えられた

正当な当然の権利を

 

思いっきり無視された

侮辱され続けた人生を

生きてきていたのかもしれないということを。

 

あなたは「そう思うあなたって素敵だね!」と

誰からも言ってもらえず

「バカじゃないの?」

「みっともない!」

「恥ずかしくないの?」

 

そんなメッセージばかりを

浴び続けてきたために

 

「絶対にバカにされない自分になる!」

 

「絶対に見下されない自分になる!」

 

 

そんな意識だけが育ってしまい

人をバカにして見下していないと

自分が劣った存在に思えて

居ても立っても居られないくらい

恥を感じるようになってしまっていたのかもしれません。

 

そういう人が他人からどうみえるか?というと

パワハラ・モラハラ・虐待・DVをする人!

 

人を傷つけて喜ぶ人に見えてしまうのです。

 

 

あなたを傷つけてくる人は

あなたより優れているから

あなたをバカにしてくるのではなく

 

劣等感やコンプレックスの塊だから

まだ、そういう心の傷が癒えていないから

自分の心の傷への痛みをカバーするために

あなたが傷つくような接し方をしてくるのです。

 

お母さん、そんな接し方をしていませんでしたか?

友達から、そんな接し方をされませんでしたか?

 

怖がらなくて大丈夫です。

そういう人たちこそ

「気の毒な人たち」なのです。

 

あなたが先にケアを受けて

そうした気の毒な人たちのことを

助けてあげられるくらいの

心の余裕を持てるようになりましょう。

 

それは、相手を見下す行為ではなく

「慈愛」や「思いやり」だと思います。

 

見下してきた相手に

「あなたもお辛かったのですね」と

思えるかどうかは

 

あなたのこれからの

心の回復に現れてくると思います。

 

人の上も下もないのです。

見下すもバカにされるも

本当は、この世にはないのです。

 

みんな自分のフィールドで生きているだけ。

 

評価も点数もないのです。

 

 

自分が幸せなら、それでOKなのです。

 

人から褒められることがあなたの幸せではなく

自分が心地良いことがあなたの幸せです。

 

 

今度、誰かに見下された気がしたら

思い出してみてくださいね。

あなたの心が傷付きやすいのはなぜ?どうしたら治せるのか?

あなたは、人と話していて

「ひどい!そんなこと言わなくたって!」と

傷つくことが多くありませんか?

 

今日は、そんなあなたが

なぜ、他の人よりも

傷付きやすくて

心が反応しやすいのかをお話しします。

 

最近、HSP(はいセンシティブパーソン)という

言葉が流行していますね。

「生まれつき過敏な私」という概念です。

 

が、あなたの状態は

HSPではありません。

 

アダルトチルドレンやHSPという言葉に

たどり着いたときは

「ああ、私は、これだったんだ!」と

目の前がサーっと明るくなったような

救われたような気持ちになったことと思います。

 

こうした、自分の状態を

何らかの病名や概念に結びつけて

考えられるようになることを

自己規定」といいます。

 

自分の状態を規定できた

「私は、●●なのです」と

自分で自分を説明できるようになった

その状態のことをいいます。

 

自己規定ができると、何があるのか?というと

自分で自分を許すことができるようになります。

 

「ああ、私は●●だったから××なのだ」

というように。

 

例えば、

「私はHSPだから、こんなに傷付きやすいのだ」

と説明がつくと、どんな気持ちになりますか?

 

おそらく、「救われた気持ち」になるでしょう。

 

言い方を変えると

不可抗力だったと思える。

自分のせいではなく、仕方ないことだったのだ。

自分が悪かったのではなかった。

 

自分に対する責任から解放されたような

そんな安堵感に襲われるのではありませんか?

 

そして、自己規定が終わると

今度は、その状態に自分がなったことへの

原因探しが始まります。

 

そして、育った環境のせいだったり

母親との関係性の影響だったり

家族内の問題だったことなどに

思い当たることが出てきて

 

なんて不条理だったのか

なんて割の合わない人生だったことか

ひどい話だ、と思うようになり

 

その環境を作った人への

攻撃的な感情が生まれてきます。

敵視するようになるのですね。

 

たいていは、母親や父親への

憎悪感情が出ることが多いでしょう。

 

で、毒親とか、虐待とか

そうした概念の中で

自分を不幸にした人たちを

恨み呪いながら取り返せない人生を

悔いながら生きる。

 

これが、自己規定以降の

気持ちの流れになっています。

 

さて。

では、ここで「自己規定」と

傷付きやすい心が

どう関係があるのか?ということですが

 

あなたの心の回復は、

「自己規定」した状態でフリーズしています。

 

自分が悪かったわけではなかった。

そうなるべくしてなっていたのだ。

原因や根拠があったのだ。

 

そこまででストップしてしまっているのです。

 

なぜ、この状態でストップしてしまうのか?というと

「もう自分のことはわかった!」と

解決策ばかり探し始めるからです。

 

例えば、あなたが

自分がHSPやアダルトチルドレンだと気づいたあと

どんな行動をしたか覚えていますか?

 

webの中で、

HSP、アダルトチルドレンという

キーワード検索をかけて

たくさんのブログや情報を読みあさったはずです。

 

そして、Amazonや書店のリンクをたどって

そうした心の問題の関連書籍を買っては

読みあさったはずです。

 

そして、その度に目からウロコで

「そうだったのか!」

「そうだったのだ!」

「やっぱり!」

「へー!」と

毎日が気づきの連続で

 

とても明るい将来が見えてきた気がして

ワクワクして交感神経がヒートして

ちょっとした興奮状態になっていたことでしょう。

 

そして、次に向かうのが

心理セミナーや回復講座など。

学びの場へと自分を向かわせる。

 

そうすると、似たような悩みを持った人たちがいて

優しい講師の先生がいて

自分も学びの中にいる、ちょっと良い気分で

何だか、どんどん元気になっていく自分を感じて

 

すごいすごい!

これで私も幸せになれる!と

ワクワクすることでしょう。

 

でも、その興奮状態にひと段落すると

あなたは、気づくのです。

 

「あれ?やっぱり私、寂しいままだ」って。

 

そして、セミナージプシー生活や

より学びを求めてカウンセリングスクールなどに

通い始めてしまうようになります。

 

学びについては、大いに有意義なので

別に否定はしませんが

 

そこに心の回復を求めているのなら

いくら学んでも最終的には

心は元気になりません。

 

それは、なぜか?というと

傷付きやすいあなたの心の回復にとって

最も大切なことは

気配」と「雰囲気」だからです。

 

気配と雰囲気というのは

誰かと一緒にいるときに感じたり

受け取ったりする

 

空気感だったり、

その場に流れている場の色合いです。

 

あなたの心が傷付きやすいのは

過去の人生経験から受けた

トラウマ記憶」が原因です。

 

トラウマ記憶についての

専門的な記述は、別記事にしましたので

ご興味のある方は、そちらを読んでみてください。

 

続きを書いていきますね。

 

「トラウマ記憶」への刺激を緩和するために

必要なことは

新規の安心・安全経験の上書きの継続です。

 

つまり、脳に新しい安心できる環境経験を

学習させてあげなければなりません。

 

これは「気配」や「雰囲気」などの

感覚情報」からしか

得ることができないものなのです。

 

では、何をしたら良いのか?

それは「人と接すること」です。

 

でも、あなたはおそらく

かなり強度の

対人不安や人間不信のはずです。

 

人と一緒にいて

安心できるわけがない。

いつも気を使って疲れ果てているはずです。

 

では、どうしたら良いのか?

 

カウンセリングを受けること。

カウンセリングで自分の気持ちを

安心してひたすら話すことです。

 

このカウンセリング手法を

ナラティブアプローチ

ナラティブセラピー」といいます。

 

安心して誰かに自分の気持ちを話すこと。

今まで、どんなにつらかったか。

どんなに悲しかったから。

どんなに悔しかったか。

どんなに怖かったか。

どんなに腹立たしかったか。

 

それを、心ゆくまで話すことです。

自分の物語(ナラティブ)を

話すことで得られる

気配や雰囲気の中から

新規の安心・安全経験を

脳に再学習させていくのです。

 

これが、あなたの傷付きやすい心が

回復するために最も重要な

最初のプロセスです。

 

カウンセリングで、

電話やオンラインもありますが

私は、あまり推奨しません。

 

なぜなら、電話やオンラインは

視覚と聴覚以外は刺激されないから。

 

五感のうちの2つしか刺激されないので

ないよりはマシですが

感覚記憶としては不完全です。

 

やはり、カウンセリングは

対面が望ましいでしょう。

 

その方が回復も早いのです。

 

トラウマについての

専門的な知識のあるカウンセラーから

ナラティブアプローチを受けること。

 

それから、段階を踏んで

心についての学習や真実の自己理解を

進めていくと良いでしょう。

 

あなたにとって最も必要なことは

人と一緒にいる安心を脳に学習させ続けることです。

 

それだけで、

あなたの心の傷付きは回復します。

 

そんなの信じられない!という方は

ぜひ、ナラティブアプローチの受けられる

カウンセリングを経験してみてください。

 

その意味がわかります。

 


 

アダルトチルドレンの独居生活・看取られずに死ぬということ

昨日、NHKスペシャルの再放送がありましたね。

無縁社会 ~”無縁死” 3万2千人の衝撃~

 
今から9年前に作られた番組ですが
この時期すでに、誰にも看取られずに
一人の部屋でひっそりと死を迎え
 
死後何日も何ヶ月も経ってから
発見されたご遺体が3万2千体もあるという
衝撃的な実話の番組でした。
 
統計調査によると
2030年の一人暮らしの比率は
男性は3人に一人
女性は4人に一人の割合になるといいます。
 
男性の場合は、非正規雇用など
経済的に不安定で
家庭を持つことをあきらめた人や
 
仕事が忙しく
家庭を持つ時間がなかった人など
いろいろな事情がありました。
 
女性の場合の4人に一人の割合。
これには、生育歴の影響から
家庭を持つことへの嫌悪感や恐怖感も
大きく影響しているのではないかと
そう感じさせられました。
 
DVや虐待被害。
「良い母親」になる「自信がない」と
結婚しても子供を持たない人も
増えています。
 
自分の将来に夢を持てない。
不安を回避するための人生設計や
ライフプランを無意識に選択している。
 
それで、本当に充実した
幸せな生活を得られているのなら
特に問題はないのだと思いますが
 
不本意ながら、
そうするしかなかった場合
将来、独居生活で
誰にも看取られずに死んでいく不安と
常に隣り合わせで生きていたら
 
生きていること自体
身の毛のよだつような恐怖と
一緒にいなけれなならないかもしれない。
 
そんな生活や人生を
自ら望んでいたのではないのなら
誰かを恨まずにはいられない気持ちになっても
仕方ないことなのかもしれません。
 
たとえ、一生 結婚しなくても
子供を持たなくても
自分らしく自由に生きられる
寂しくない環境さえあれば
それでいいのかもしれません。
 
アダルトチルドレンで悩んでいると
人との関わりを避けて生きています。
 
出来るだけ人と関わらずに
一人でいられる状態を選んでいます。
 
そして、寂しくなると
SNSに顔を出して
他人の幸せ投稿やキラキラ投稿を見て
 
あまりの自分とは別世界な写真に
余計に打ちのめされて
そのままネガティブなサイトへと
ネットサーフィンをしてしまい
 
ドロドロした気持ちの掃き溜め場所に
いつまでも居続けて
気がつくと白々と夜があけている。
 
そんな生活を続けていても
空しいだけですね。
 
これからは、独居生活者や
一人暮らしの人へのサービスが
どんどん増えていくでしょう。
 
スーパーやコンビニの食品は
一人分ずつの個包装商品が
どんどん増えています。
 
別に家族がいなくても
生きてくことは
いくらだってできます。
 
問題は
「気持ちが埋まるかどうか」
 
人間は、太古から
群れて生きてきた動物です。
 
アウトローな一匹狼を気取っても
それは本能(生存本能)に抗った思考なので
 
「大丈夫!一人でも怖くない!」
「平気平気!寂しくない!」と
本能に対する言い訳をし続けながら
生きていなくてはなりません。
 
すっごく無駄な労力です。
 
家族がいなくても
一緒だと思える環境や
知り合いやコミュニティーを
見つけて参加すれば良いのです。
 
「墓友」とか「飯友」とか
いろんな友達コミュニティーがありますが
 
要するに
「仲間」を意識できる環境を持っていて
そこに「属している自分」を感じられれば
生存本能は安定します。
 
生存本能というのは
「感情」や「感覚」です。
 
あなたは、それのことを
「ストレス」とか「トラウマ」という呼び方を
しているかもしれません。
 
本能に逆らって暮らしている限り
あなたに心の平安は訪れません。
 
 
独居でも構わない。
あなたにとって居心地の良い
「帰属感」・「所属感」を持てる場所を
探してみてください。
 
そこが見つかれば
あなたの孤独感は解消されます。
 
どこで見つけたらいいか
わからない方は
こんなサイトもあります。
 
 
 

 

自分を幸せにすることは

意外に単純なのかもしれません。

 

試してみてくださいね。

心の未解決な支援者に気をつける・アダルトチルドレン回復のプロセス

心の問題で悩んでいた人が

自分でたの苦しんでいる人を助けたい!

そんな思いから支援者になることがあります。

 

カウンセリングのクライエントだった人が

今度は、カウンセラーになる場合です。

 

これは、心の回復のプロセスとして

すでにAA(アルコホリックアノニマス)など

古典的な自助グループで行われていた

世話役と似ています。

 

自分の回復段階で、最後のステップとして

新しく悩んでいる人を支援することで

自分の回復をさらに進めるというものです。

 

私が学んできた場所でも

誰よりも一番支援を求めている人

ケアを必要としている人は

支援を学んでいる人たちでした。

 

そもそも、自分が何かしらの

支援を求めていたからこそ

支援者側として活動をしたいと思うのですから

それは、とてもよくできたシステムだと感じます。

 

過去に悩んでいた人が

現在悩んでいる人を支援する。

そして、またそれが繰り返されていく。

 

皆が幸せになれるシステムなので

とても有意義だと思います。

 

私のところへ来られる方も

支援者として、来談者として

さまざまな方が来られますが

 

一人として

「自分は支援など必要なかった」と

思っている人はいなかったと感じます。

 

ずっと探し求めていたのに

誰にも巡り会えなかった。

だから自分でなろうと思った。

 

そんな方が多いですね。

 

支援をしながら自己回復をするためには

それを支えてくれるSV(スーパーバイザー)の

存在が大切です。

 

自分が回復に向けて

順調に進めているかどうか

確認するための鑑となってくれる存在です。

 

ところが、カウンセラーなど

心理支援職につく方は

カウンセリングスクールで

資格さえ取れば

それで、すぐに開業できる!と

思ってしまっている方があります。

 

確かに、すぐにカウンセラーを名乗って

お仕事をすることはできるのですが

ここで問題になるのは

自己回復がどの程度の段階なのか

自分で自覚しているかどうかです。

 

資格を取って開業したのだから

もう誰にも文句を言われたくない!と

周囲からの声を弾き飛ばしてしまう方も

中にはお見受けします。

 

もともと、支配的な空気や

他者からの評価に苦しんできた

トラウマ持ちだった過去のある方なので

 

どうしても周囲からの助言には

過敏な反応をしてしまう方もあります。

 

お一人だけの問題なら

それでも良いのでしょうが

クライエントを相手にカウンセリングをするのなら

それはクライエントを自分の練習台にして

しまっている可能性もあるかもしれません。

 

自分の中で、

何が解決していて、何がまだ未解決なのか。

 

それを把握してから

クライエントとの面談に向き合うことが

支援者として大切な心構えではないでしょうか。

 

私もプライベートで、ときどき

支援者の集まりよりも

まったく関係のない世界の人たちの

集まりの方が、よほど楽しく楽なことがあります。

 

それは、支援者の集まりに行くと

「察してくださいオーラ」が

会場に漂って蔓延していることがあるのです。

 

クライエントさんとの面談の際には

キチンと向き合う心の準備もできていますが

支援者の集まりに参加したはずが

いつの間にか、その人たちから支援を求められている。

 

「受け取ってください」

「わかってください」

 

そんな空気になっていることがあります。

 

支援者の中には

まだまだ自分の中の問題が

未解決な回復途上の方も大勢あります。

 

そうした方々と接することで

マルトリートメント環境から影響を受けた

トラウマが悪化しないように注意してください。

 

初めてカウンセリングを受ける場合は

やはり多少経験のある方のところが

安全かもしれません。

 

支援者は、支援を必要としていた人の

回復途上のラストステップの場合もあること。

注意してみてください。

 

日本の精神疾患への関わりの歴史・恥と自己責任の文化

日本の精神疾患への関わりの歴史、と

とても硬い言葉から書いていますが

そんなに難しいことは書きませんので

どうぞご安心ください。

 

あなたも、一度は映画や

昔の古い時代のTVドラマなどで

観たことがあるのではないでしょうか?

「座敷牢」の存在について。

 

横溝正史の金田一耕助シリーズなどで

たびたび登場しますよね?

あの「座敷牢」です。

 

精神疾患は、生まれつきの

脳の機能障害と

生まれてからの生活環境から受けた影響で

精神的にダメージを受ける場合の

ふた通りがあります。

 

細かく分けると

その相互作用というのもありますが

ここでは、その話は省きますね。

 

日本人は、もともと

「心(精神)を病む」ということを

「恥」と受け取る文化を持っていました。

 

家族の誰かが心を病むと

それは家の恥。

 

他人に知られてはいけない。

ということで、隠すために

「座敷牢」に閉じ込めた。

 

座敷牢について、ご興味がある方は

こちらをご参考に。

 

日本人が「恥」の意識を

強く持つようになったのは

「コミュニティー」を意識することが

他の民族よりも強いからではないかと

私は考えています。

 

出る杭は打たれる

和を乱す者ははじかれる

差別と偏見と疎外と排除。

 

この意識が、日本人は

とても強いように感じます。

 

なので、いつも

周囲やお互いの様子をうかがいながら

自分の立ち位置を決める傾向がある。

 

みんなと同じだと妙に安心する。

自分だけ違うとなんとなく落ち着かない。

 

個としてあるよりも

所属や帰属感を大切にする。

 

そんな感じですね。

 

 

さて、前置きが長くなりましたが

ここからが本題です。

 

日本人は「心を病む」ことに

とても恥の意識を持つ民族。

 

なので、誰にも相談しません。

 

そんなこと相談したら

「意志の弱い人間」

「人としてダメ人間」

「自分で自分に責任を持てない人間」として

 

世間から冷たい扱いを受けることを

とても恐怖しているからです。

 

そして、そんな自分に対して

誰よりも嫌悪感を抱いている。

 

自分で自分をなんとかできない

どうしようもないダメ人間。

 

家族からも、そうした

心ない言葉を浴びせられて

さらに恥の意識を高めてしまう。

 

自分への恥の意識のことを

「セルフスティグマ」といいます。

 

その恥の意識が

カウンセリングを受けることへの

大きな抵抗感にもなっています。

 

過去、

私が面談をさせていただいた方は

たった一度のカウンセリングで

気持ちが切り替わって

楽になれた方も大勢います。

 

それは、

私のカウンセリングの

技術や内容というよりも

 

そのくらい、誰にも話せず

ツライ気持ちを抱えていた自分に

 

やっと自分への労い(ねぎらい)の気持ちを

持つことができたことが理由です。

 

ツライと思っていて良かったのだ。

ツライと感じて当たり前だったのだ。

自分が悪かったのではなかった。

 

それは、どんなに自分一人で

努力をしても得られないことです。

 

誰にも話せず

心のケアを受けずに生きていると

どんどん自分に対する

「被害者」の意識が強まってしまいます。

 

実際に、被害を受けている方なら

なお一層、被害者意識が増してしまい

 

自分や人への攻撃的な気持ちや

いらだちが増して

 

人間関係にうっとおしさを感じたり

そうした攻撃的な部分を出して

相手と接してしまうことで

人が離れていってしまい

 

気がついたら、一人で

取り残されていた。

 

そんな状態になってしまいます。

 

つらくて理解されず

孤独に打ちひしがれて

 

自分は、どうして

こんな目に合わなければならないのか!と

 

その怒りをぶつける対象が欲しくなる。

 

それが、家族の誰かであったり

友人や知人、恋人だったり

上司や教師だったりします。

 

誰にも気持ちを打ち明けることができないことほど

人間の心を打ちのめす環境はありません。

 

あなたの心は、座敷牢の中に

入ったままになっていませんか?

 

叫んでも、誰も来てくれないと

あきらめていませんか?

 

叫んで呼ぶのではなく

自分から訪ねてみませんか?

 

電話をかけるだけでもいいかもしれない。

メールを出すだけでもいいかもしれない。

電車に乗って、

話を聞いてもらいに行ってもいいかもしれない。

 

ほんの少し「動く」こと。

 

それだけで、あなたの苦しみは

解決に向けて変化し始めるのです。

 

誰かに相談するのは「恥」ではありません。

 

もし、恥の意識があるのなら

そこから変えていく必要があるでしょう。

 

その「恥の意識」は

いつ、どこで身についたものですか?

 

思い出してみてくださいね。

虐待被害報道とフラッシュバック・アダルトチルドレンとトラウマ

毎日のように報道される

虐待被害についてのニュース。

 

このニュースや報道に触れることで

フラッシュバックを起こしている

虐待被害経験者がいます。

 

自分で思い出したくないときに

勝手にその記憶が刺激されてしまうことを

「侵入」といいます。

 

この記憶への侵入は

「自分で事態をコントロールできない」

という感覚が強化されてしまうため

より、自分への不安や不信感が

増してしまうことがあります。

 

何度も繰り返される

暴力に関する報道。

 

web上に勝手に浮き上がってくる

ポップアップニュース。

 

これらは、トラウマに苦しむ

アダルトチルドレンにとっては

とても暴力的な環境です。

 

触れずに済むようにしようとしたら

世間から自分を隔離するしかなく

その思いを抱えて

一人っきりで、誰も頼れず

不安と恐怖の中で過ごさなければなりません。

 

私のこれまでのサロンでの経験ですが

「虐待加害者を許せない!」

「人間として許せない!」と

攻撃的な感情を持ち続けている方は

 

そのまま自分の子供への虐待を

繰り返してしまう傾向があるようです。

 

その理由は、

「自分が受けた虐待へのケアを受けずに

育児に入ってしまっているから」

 

そうなりたくなくて

子供を持つことをあきらめた方も

たくさんおられます。

 

でも、もし子供のいる家庭で

自分らしい幸せを手に入れたいと思うのなら

過去の虐待への適切な心のケアを

受けることができたら

 

あなたは「不適切な親」

なることはありません。

 

あなたは、家族と一緒に

新しい自分の幸せな家を作ることができるのです。

 

マルトリートメント(虐待)へのケアは

専門的な知識のあるカウンセラーに

任せることができたら安心です。

 

恋愛で悩んだとき・占いに行く?カウンセリングに行く?アダルトチルドレンとデートDV

私のサロンには、

「恋愛がうまくいかない」

「恋愛が下手で悩んでいる」という

ご相談に来られる方が よくあります。

 

私の専門はトラウマケアだから

恋愛相談ではないのですが

 

トラウマが影響して

恋愛がうまくいかないケースや

人間関係に障害がある場合も

たくさんあります。

 

恋愛で悩むと

特に女性の場合は、

まず占い師さんのところへ行きますよね?

 

で、四柱推命とか方位学とか

占星術とかタロットとか

スピリチュアル系の方とかに相談して

 

「ああ、あなた今年は星の巡りが悪いから

何やっても裏目に出るのよ。時期が悪いだけ」

そう言われて、じゃあ来年がんばろう!なんて

自分を慰めて占いや開運に大金使って

これでOK!みたいな気分になってしまう方

大勢いますよね?

 

私も、暦とか見たりするから

それが良いとか悪いとかって話は

できませんが

 

中には、恋愛で悩んでいて

自分に原因があって

彼とうまく行かないんだと思って

せっせと自分磨きに精を出している方がありますが

 

よくよく話を聞いてみると

実は「デートDV被害」にあっているケースが

とても多いのです。

 

デートDVの被害というのは

子供が虐待を受けるのと

同じ心理状態になるのが特徴です。

 

それは、

「自分は愛されてる。

だから恋愛がうまくいかないのは自分が悪い。

原因は自分にある。

だから、もっとがんばらなくちゃいけない!」

交際相手から、そう思い込まされてしまうことです。

 

デートDVというのは

「相手を自分の思い通りになるように心理的操作をすること」を意味しています。

 

暴力や暴言がないから私は彼に愛されている!

デートDVなんて冗談じゃない!

 

それは、勘違いです。

 

彼の好みの女にならなくちゃ!というのは

自分がなりたい自分になれるのならOKでしょうが

 

彼に嫌われないためにNOと言わずに我慢していて

そんな自分のヒロイズムに酔っているのなら

それは、すでにDV被害が始まっています。

 

惚れた腫れた状態のときは

真実が見えないことが多いですね。

「邪魔されてる!」

「反対されるほど恋は燃える!」

「彼が素敵だから嫉妬してる!」

そう思ったりするものですが

 

あなた自身の意思や希望を

相手が尊重してくれないのなら

あなたの人権や尊厳を軽視されているのなら

それは「DV」です。

 

そんな彼に尽くしきれない自分が

恋愛下手だからだ!

私が悪い!

そう思っている方は、要注意。

 

自分が悪い!

自分のせいだ!

 

そう思うのはアダルトチルドレンという

トラウマ持ちさんの典型的な心のクセです。

 

あなたは、自分のことを

安売りしすぎていませんか?

 

あなたを粗末に扱う男に

言いなりになっていませんか?

 

それを彼のために尽くす

素敵な女性だと勘違いしていませんか?

 

占い師さんに

「そんなクズ男やめなさい!」

「あんたダメンズ好きなの?」と

バッサリ言ってもらえるのなら

占いだけでもいいでしょう。

 

でも、勘違いさせられたままだとしたら

いずれ、デートDVは、夫婦間のDVになります。

そして、それは大切なあなたの子供への

虐待へと繋がります。

その虐待は、あなたも加害者になる可能性があります。

 

自分の人生です。

彼を冷静に一人の人間として観察する

大人の目を養ってください。

 

そして、すでに逃げられない関係で

ストーキングにまで発展しそうな場合は

すぐに第三者に相談しましょう。

 

好きとしがみつきを勘違いしないこと。

 

覚えておいてくださいね。

アダルトチルドレンが気付かずに続けている「自傷行為」とは?

ほとんどの支援者が知っている

悩んでいる人の

究極の自傷行為って

何だか知っていますか?

 

それは

「誰にも相談しないこと」です。

 

 

あなたは、今までの人生の中で

心から信頼して相談できる

話し相手、相談相手がいましたか?

 

はい。と答えられた方。

その方は、おそらく 

今、この記事を

読んでいないでしょう。

 

または、そうした人と

巡り会えるまでに

相当な時間がかかったことでしょう。

 

人生の中での信頼できる相談相手。

あなたが安心して話ができる話し相手。

 

それは、別にカウンセラーや

医師や教師でなくても良いのです。

 

昨日の晩に、家族との間で起きたことを

誰かに話したときに

「え〜!それってヒドイね〜」

「それ、ちっともあなたは悪くないよ!」

 

そんな相づちを入れながら

「あなたの味方」として

話を聞いてくれた誰か。

 

または、あなたの気持ちを

否定も肯定もせず

ただ、じっくり聞いてくれた誰か。

 

そんな人がいたら

あなたは、今日この瞬間も

悩み続けていないでしょう。

 

あなたは、なぜ

人生の中で信頼できる人、

あなたの味方だと信じられる人に

出会えなかったのか?というと

 

「相談しなかったから」

それだけです。

 

「相談したけど逆に傷付けられた」

 

そんな経験があるのだとしたら

それは、相手の人が

理解してくれなかったからではありません。

 

その話について

あなたと利害が一致しなかったから。

価値観が一致しなかったから。

 

それだけです。

あなたの全人格を

否定されたワケではありません。

 

たとえば、

あなたが母親が買ってきた

あなたの好みではない服を

強引に着ろと言われたとします。

 

このとき、相談した相手が

「え〜!別にいいじゃん着なくたって」

「そんなのお母さん勝手じゃん!」

 

そんな言葉で、あなたの気持ちに

同意や共感を示してくれたら

 

あなたは、その人を

「理解してくれる人」

「わかってくれた人」

だと思い

 

その人を「いい人」だと思うでしょう。

 

ところが、別の人が

「え?どうして着てあげなかったの?」

「せっかくお母さんが買ってきてくれたのに」

「親不孝だね〜」のような言葉で

あなたとの会話を続けたとしたら

 

あなたは、

「ああ、この人は私の気持ちをわかってくれない!」

そう感じて、その人のことを

 

あなたにとっての

「イヤな人」

「わかってくれない人」

「人の気持ちのわからない人」

「自分を傷つける人」と受け取って

 

その人との距離を取ろうと

相手に対して拒絶の気持ちを

持つようになるでしょう。

 

この場合、あなたが

「イヤな人」だと感じたのは

相手が、あなたの気持ちに

同意や共感の言葉を言わなかったからですが

 

だからといって

あなたの全人格を否定したワケではありません。

 

あなたとは価値観や

その話の中で起きていたことへの

「思い」が違うだけです。

 

そして、その違いも

「全然違う」

「ちょっと違う」

「今日は違う」など

 

お互いの状況によって

日々変化しています。

 

もし、その人が

貧困寸前の生活をしている中で

冬の寒空にコートひとつない毎日に

母親からダウンジャケットをもらったら

それは、単純に「助かった」と思うでしょう。

 

その人にとっては、

「服の好みの良し悪し」より

「防寒用の衣類を提供してもらえた」ことへの気持ちの方が気持ち(話)のテーマ・主題になります。

 

つまり、あなたと相手の人は

その話題の中の

「何をテーマ(主題)として、その話を受け取っているか?」によって

返して来る言葉が大きく変わるのです。

 

でも、あなたは そうした

「相手の現在の立場から来る気持ち」のやり取りの経験が非常に乏しいために

「自分の気持ちに同意・共感を示した言葉を返してくれない相手は自分にとって不都合な相手」としてラベルを貼るようになっています。

 

本来なら、そうした相手の気持ちと自分の気持ちのやり取りを覚えるのは、親との関係から習得していきます。

 

でも、あなたには、その人間関係の築き方を身につける時期に、それを習得することができませんでした。

 

理由は、いろいろあります。

 

親が不幸だったから。

家庭内に不幸・不都合があったから。

家庭が安心して日常生活を送れる基盤が脆弱だったから。

 

親にもあなたにも

何も責任はありませんでした。

 

「親なんだから

責任がないハズはない!」

 

そう感じるのは

あなたが「子供の立場」でしか

状況を受け取れなかったから。

 

被害を受けた当事者

「一人称」でしか

事態を把握できなかったからです。

 

親が育児に正常に向き合えないのは

そうなる理由があったから。

 

でも、子供のあなたには

それは通用しません。

 

子供にとっては

「大人の都合」は通らないからです。

 

あなたは、人間関係に

相手への「白黒」

「いい人・イヤな人」

そうした二極化した結論しか出せません。

 

グレーゾーンやあいまいさが

死ぬほど苦手です。

 

それは、相手との人間関係を

時間をかけて理解し合いながら

育て上げていくという

 

人間関係にとって

もっとも必要なプロセスを

誤解と絶望の連続で

放棄してしまったから。

 

あなたが、一人で悩んで

誰にも相談しないこと。

話せないこと。

 

それは「自傷行為」です。

 

「自傷行為」は、

周囲の人も巻き込みます。

 

自分を取り巻く環境すべてを

不幸の連鎖に引きずり込みます。

 

あなたの親が、それをしていました。

 

あなたも、今

同じ道をたどっているのだとしたら

 

それが

「家族間の負の連鎖」です。

 

あなたは、誰に

話をきいて欲しいと思いますか?

 

考えてみてくださいね。

 

心にわきあがる「黒い気持ち」を恥じる必要はありません

あなたは、心にわきあがる

「黒い気持ち」を恥じていませんか?

「こんなに恨みがましい自分なんて」

「こんなに嫉妬深い私なんて」

「こんなに疑い深い私なんて」

信じられない

ねたましい

羨ましい

憎い

キライ

あんなヤツ、死んでしまえばいい!

そう思う自分を恥じていませんか?

だから、誰にも好かれないんだ。

だから、誰にも理解されないんだ。

どうせ、私なんて。。

そう思っていませんか?

だって

どうせ

だけど

だったら

でも

自分なんて

これ、「否定のD言葉」と言われています。

頭文字が「D」ですよね?

あなたは、自分について考えるときに

最初に「D」が来ませんか?

自分で自分を否定してる。

自己肯定の反対です。

心の中に黒い気持ちがわきあがる。

これ、自然なことですよね?

空腹時に、いいにおいがしたら

お腹がグー!って鳴っちゃうのと同じです。

あなたは、人前でお腹がグー!って鳴ったら

恥ずかしいと感じるかもしれません。

どうして恥ずかしいと思うのでしょうか?

それは、人前に「理性」ではなく

「本能」が現れたから。

「理性」のコントロールは

大脳皮質がします。

「本能」のコントロールは

原始的な脳の部位がします。

「理性」は自分で制御可能ですが

「本能」は、制御不可能です。

あなたは、心臓の鼓動を

意志の力で止められますか?

「心臓止まれ!」と念じたら

心臓が止まりますか?

それと同じ。

「黒い気持ち」というのは

「理性」エリアでコントロールできない

「本能」の部分なのです。

なぜ、大脳皮質ではなく

原始脳の部分なのか?

それは、

「黒い気持ち」というのは

「生存本能」への刺激から起こるからです。

相手に対する「嫌悪感」は

「理性」ではなく

「生存本能」です。

嫌悪感は、生存本能への刺激から起こるから。

なぜ、嫌悪感が生まれるのか?というと

「それを嫌だと思わないと命が危険だと脳が判断したから」です。

母親に対して、

黒い気持ちがわく、

嫌悪感を抱くのだとしたら

それは「本能レベル」で

「母親の存在に対する脅威」という情報が

脳の中に蓄積されているからです。

あなたが過去の人生経験の中で

耐えがたい苦痛(心理・身体)を受けた経験は

次の脅威に備えて脳が保存します。

そして、似たような経験を受けると

脳は、あらん限りのパワーで

嫌悪感(黒い気持ち)を生産します。

なぜなら、脳は あなたに

その脅威の存在から離れて欲しいから。

生き延びて欲しいからです。

ところが、人間社会では

嫌悪感を感じた相手とでも

一緒に過ごさなければならないことがあります。

これが「対人ストレス」です。

嫌悪感、黒い気持ちは

あなたが「理性」でコントロールできることではなく

「本能」が生み出している条件反応です。

止めることはできないし

自然現象なので恥じる必要もありません。

では、どうしたら

その気持ちが生まれないようになるのか?

それは、新しく「安心」「安全」の経験情報を

脳に送り込んであげること。

脳に「大丈夫」情報を

繰り返し学習させてあげることです。

そのためには、

一人で部屋に引きこもっていたり

SNSでいいねを繰り返しているだけでは

いつまでたっても無理です。

生身の人間とリアルな対話を繰り返すこと。

脳への「安心経験」の感覚学習を行うこと。

具体的には、カウンセリングでカウンセラーに話を聞いてもらうことの安心。

おはなし会で、自分の話をみんなに聞いてもらうことの安心。

そして、少し進んだら、自分の家族や友人に自分の気持ちを伝えることの安心。

これが必要です。

ただ、家族の場合は、家族こそが

一番の問題の巣の場合があります。

泥だらけの服を

せっかく綺麗に洗濯しても

また、泥の中に戻らなければならない。

それがあなたの家庭だったとします。

だとしたら、あなたの選択肢はふたつ。

泥に触れずに生活するか

泥のない場所で生活するか

どちらを選ぶかは、あなたです。

本能への感覚学習は

生活環境が影響します。

私のサロンに通っていて

早期回復できる方は

「自分の居場所」を的確に決められた方。

回復がとどこおる方は

泥の中で生活することに依存してしまう方。

共依存の傾向にある方です。

あなたが生きる場所を決める。

あなたの人生は、あなたが決める。

「D言葉」を使わずに考えてみてくださいね。

どんな選択をしたとしても

あなたが決めたことなら

それが、あなたにとってのベストな選択です。

そして、その選択を後悔しないように

たくさんの人の助けを受けながら

その選択を、より良いものにしていくことこそ

あなたの人生が耀くことになるのだと思います。

あなたは、母親に、家に、家族に

精神的にすがりつかれていることに

嫌だ嫌だと言いながら

そのすがりつきに応えることで

自分の存在を感じたがってしまう

悲しいクセがあることに

気づいてあげてくださいね。

自分のための幸せを考えましょう。

アダルトチルドレンのあなたが大嫌いな親にそっくりな自分の性格を変える方法

あなたは、大嫌いな親と

自分の性格が

そっくりなことに

嫌気がさしていませんか?

 

子供に対して

ふと気がつくと逆上していて

そのときの子供への言葉や態度が

あの大嫌いな親と

そっくりなことに気が付いて

 

「いったい、私は何をしているんだろう」と

自分で自分に幻滅したり

 

自分が親になったら

絶対しない!と思っていたことを

親と、まったく

同じようにしている自分がいて

 

「やっぱり、血は争えないのだろうか?」

「虐待は連鎖するの?」と

不安になったりしていませんか?

 

親とそっくりな自分の性格。

なんとかしないと子供が不幸になる!

こんな自分じゃ、人から嫌われる!

そう思っていませんか?

 

それ、実は ちょっと違います。

 

人間は、完璧ではありません。

誰だって腹が立ったり

イラついたり

怒りや憎しみ、

妬みや嫉妬の気持ちは生まれます。

 

それは、とても自然で

とても当たり前な感情です。

 

でも、あなたの場合は

その感情を感じるたびに

その感情を自分に向けていた

親の姿を一緒に思い出しています。

 

そして、そのときの記憶が

とても強烈だったため

そうした感情と親が

一緒に想起されてしまうのです。

 

(想起というのは、思い出すことです)

 

つまり、あなたは

大嫌いな親とそっくりな性格ではなく

 

その感情を感じている瞬間に

親のいやな記憶と一緒に思い出して

起きている感情を受け取っているため

 

自然に誰にでも生まれる感情を

「親にそっくりな自分の性格」として

感じ取っています。

 

たとえば、道を歩いていて

青虫を踏んづけてしまった時に

「ぎゃー!」っと悲鳴をあげたとします。

 

誰でも、びっくりしたら

思わず声をあげてしまったり

慌ててドキドキすることはありますよね?

自然なことです。

何も変ではないし、当たり前に起きることです。

 

ところが、あなたは ここで

ビックリしたときに

大声を出すなどして取り乱して

 

そのあと、

混乱して面倒くさくなってしまった

親の姿を一緒に思い出していたとします。

 

その記憶が、あなたにとって

とても強烈なものだったとします。

 

そのとき、あなたは

「青虫を踏んだくらいで

こんなに大声を出す自分は

まるで大嫌いな親のようで、そっくりで

自分も親と同じような性格の

変な人間なのだ!」

 

そう感じているかもしれません。

 

自分の身の上に起きたことを

大嫌いな親の記憶と重ねて受け取ることで

あなたは、自分に起きた

人間としての、ごく当たり前な感情や感覚を

「親とそっくりな性格」として

否定的に受け取っている可能性があります。

 

あなたは、

親の性格に似ているのではなく

親と一緒に生きてきたので

その影響を受けているだけ。

 

そして、たまたま

親と似たような反応をした自分を

「親とそっくり!」

「虐待の連鎖!」

「自分は負のループの中にいる!」

 

そう感じてしまっています。

 

あなたは、過去の記憶と

現在の状態を自分に否定的に結びつける

現実の受け取り方のクセ、

認知のクセが付いているかもしれません。

 

嫌いな親とそっくりな

自分の性格を変えるというよりも

「親の性格とそっくりだ!」と

現実を受け取ってしまう認知のクセに

気が付いてあげてくださいね。

 

現実に起きていることと

過去の出来事と自分を

否定的な方程式で結び付けないこと。

 

自分の心の中で起きていることや

感じていることは、

誰にでも、当たり前に起きる

自然な感情で反応だということ。

 

それらの自然な感情や感覚を

否定的にとらえたくなるのが

虐待(トラウマ)の影響で起きる

ストレス反応なのだということ。

 

トラウマ由来のストレス反応は

脳の生存本能から起きる

とても正常な生きるための生体反応だということ。

 

この反応を回復させるためには

トラウマケアが必要だということ。

 

トラウマケアにとって

大切な最初のことは、

「ずっと心の中に秘めてきた思いや気持ちを声にして出すこと」

「信頼できる相手との対話」です。

 

「対話」

「話すこと」

 

話すこと。

大切にしてくださいね。