複雑性PTSDのための認知処理療法・3月からの予約を受け付けます

 

2021年3月からの

複雑性PTSDのための

認知処理療法の利用予約

受付を開始します。

 


 

募集日程

 

募集① 毎週 日曜日 15時(対面)

 

2021年3月7日(日)から

6月20日(日)まで(全12回)

 

時間:15時から16時

料金:12,000円×3回=36,000円(月払い)

フォローアップ 3,000円×4回=12,000円

 

定員:1名

 

 


 

募集② 毎週 木曜日 13時(オンライン)

 

2021年3月4日(木)から

6月17日(木)まで(全12回)

 

時間:13時から14時

料金:12,000円×3回=36,000円(月払い)

フォローアップ 3,000円×4回=12,000円

 

定員:1名

 

 


 

募集③ 毎週 日曜日 13時(対面)

 

2021年4月4日(日)から

7月18日(日)まで(全12回)

 

時間:13時から14時

料金:12,000円×3回=36,000円(月払い)

フォローアップ 3,000円×4回=12,000円

 

定員:1名

 


 

ご希望の方のための事前相談を行います。

 

事前相談の日程は

下記からご確認・お申し込みください。

 

 


 

認知処理療法に関するご質問

内容に関するお問い合わせには

お答えしておりません。

詳細は

事前相談でご相談ください。

人に厳しく自分にも厳しくという病*複雑性PTSD

 

複雑性PTSDの心理状態で

「人に厳しく自分にも厳しく」

という状態があります。

 

人のアラ探しや

自分のアラ探しに

熱心になってしまう状態です。

 

その結果

何が起きるか?というと

 

嫌われるし

自己嫌悪に陥ります。

 

そして、自分は やっぱり

人付き合いが下手だと

嘆くことが繰り返されます。

 

これは、虐待被害の影響で

何が正解か?不正解か?

 

そればかりを考えて

生活する習慣があるからです。

 

 

複雑性PTSDなど

トラウマが生まれる

もっとも基本的な原因は

 

自己制御不能な危機的状況を経験すること」です。

 

つまり

自分で状況をコントロールできない

脅威(不安・恐怖)を経験したことで

 

生存本能が激しく刺激され

脳(心)に傷が残る状態。

 

それが、トラウマです。

 

人間は過去の経験をもとに

現在、直面している問題を

解決しようとする生き物です。

 

過去の経験データを検索して

似たような経験のデータと

現在の状態を照らし合わせて

自分がとるべき行為行動を選択します。

 

過去の経験をもとに

考えて答えを出そうとするのです。

 

でも、トラウマが生まれる状況は

自己制御不能な状況です。

 

両親の夫婦げんかを

子供が制御しようとしても困難です。

 

親の情緒の不安定さや

精神疾患を

子供が制御しようとしても不可能です。

 

そうした不安や恐怖の中で

子供は必死に

その場に適した行為行動を模索します。

 

その結果

何を学習するか?というと

「正解・不正解を探すクセ」です。

 

 

「どうすれば、怒られずに済むだろう?」

「何をしたら親の機嫌が治るだろう?」

 

何が正解か、何が不正解か

必死に探す毎日が続きます。

 

虐待にあっている子供には

残念ながら、正解はありません。

 

全部、不正解な結果に終わります。

 

唯一の正解を考えるのなら

児相や支援者など

家庭の外に

助けを求めることくらいでしょう。

 

このクセのために

大人になっても

 

正しいか?間違いか?の

白黒思考にとらわれる

思考パターンが続きます。

 

そして、自分に厳しくなることと

同じエネルギー量で

人に対しても

厳しくなっていきます。

 

ジャッジメントが始まるのです。

 

人の失敗やミスが

許せない気持ちに

とらわれることが続き

 

人の些細なミスも指摘するようになり

気がつくと

自覚なくクレーマーになっており

 

この状態は人からは

文句しか言わないパワハラ行為や

クレーマーの姿に見えています。

 

そして、人間は

不安な表情と

不機嫌な表情を

外見からだけでは区別できないため

 

不安でいっぱいで

悩んでいる姿は

不機嫌な人として受け取られています。

 

この結果

複雑性PTSDの人は

 

いつも不機嫌で

文句しか言わない

人の揚げ足を取る

 

イヤミでヘラヘラしていて

人の顔色ばかりうかがう

 

安っぽいプライドを振りかざした

うっとおしい関わりにくい人という

 

不名誉な誤解を受けることになります。

 

そして

誰にも助けてもらえず

気にかけてもらえず

放置され、無視されることが続きます。

 

この状態は、疎外感や孤独感を生み

悩みがループし続けるようになります。

 

 

では、どうしたら良いのでしょうか?

 

自分や人のアラ探しをしたくなるのは

複雑性PTSDの心理症状なのだということを

知ることから始めてみましょう。

 

トラウマについて

正しい知識を持つこと。

 

それは、自分への誤解を解く

大切な回復への第一歩です。

 

自分にレッテル貼りをせず

自分に自己判断で病名をつけず

 

事実と現実を確認する

工夫をしてみましょう。

 

 

人生の中で

何が起きていたのか

それを知ることが

回復へのスタートです。

 

 


 

【お知らせ】複雑性PTSD 個人相談・2月 空席状況のご案内

新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

2021年2月の複雑性PTSD

個人相談の空席状況のご案内です。

 


 

相談内容

 

個人相談 1回 45分

料金 3,000円(非営利活動のため)

相談方法:対面 または ZOOM(音声のみ不可)

 

予約枠日時の詳細は

予約ページでご確認ください。

 


 

お申し込みは、こちら

認知処理療法:毎週1回(全16回)

心理相談・毎月1回(利用上限12ヶ月)

 


 

止まってしまった人生の時計の針を

もう一度動かしてみませんか?

 

ご利用、ご相談、お待ちしています。

 

 

 

事前相談もご利用いただけます。

 

ご予約は、こちらから。

今年一年ありがとうございました

今年一年

本当にありがとうございました。

 

新型コロナウイルスの影響で

いろいろな予定が変更になり

 

学会、研究会、研修会、講演会

SV、ワークショップ、個人相談

などなど

 

プライベートな予定は

年度内の、ほぼ全てが

オンライン開催になり

 

テレワークでの仕事が

増えたことで

 

パソコンを買い替えたり

オンラインのためのwebシステムを

新たに契約したりと

 

新規の対応のための経費も

そこそこかかってしまった今年でした。

 

個人相談では

今年の半ばから

心理療法の専任になったことで

 

今まで継続して

お話をさせていただいていた方々の

担当を外れることにもなりました。

 

担当を外れた方々とは

これからも

 

ZOOMチャット質問ライブや

茶話会、講座などで

お目にかかることもあると思います。

 

来春4月以降は

大学の研究所の専門課程へ

進学する予定でいましたが

 

やや方向性が変わり

他の大学に戻ることにしました。

 

その影響もあり

4月以降は、個人相談の予約枠は

大幅に少なくなると思います。

 

茶話会は

団体スタッフが新たに

進行役(ファシリテーション)を

行う月も始まりますので

 

私は、少しずつ

現場から遠退くことも

あるかもしれません。

 

 

以前、個人でカウンセリングルームを

運営していた頃の名残りもあり

 

ご相談やお問い合わせを

私個人宛にお送りいただくことが

今も続いているのですが

 

私が、皆さまとお話(接触)できるのは

ご予約をいただいた面談時間内のみです。

 

メールやお電話でお問い合わせをいただいても

お答えすることはできませんので

よろしくお願いいたします。

 

私への質問は

個人相談の時間内以外でも

 

毎月、無料のチャット質問ライブを

ZOOMで開催していますし

 

茶話会や講座の席でも

ご質問いただくことができます。

 

3月以降の個人相談(心理療法)の

事前相談を2月に行います。

 

3月以降の新規受付枠は

対面2名、オンライン2名までです。

 

詳細は、事前相談で

ご相談ください。

 

 

ご相談お待ちしています。

 

 

 

 

自分が回復したか・治ったかどうかを確認する方法

心理療法やカウンセリングを利用したり

医療機関での治療を受けながら

 

自分の「普通のライン」が

わからないことで

不安になる方も多いと思います。

 

「今の自分は、普通なのかな?」と

心配になる瞬間は

回復途上の方なら

一度は経験があることでしょう。

 

このとき、自分だけで

確認しやすい方法があります。

 

それは

人の良いところを褒められる自分がいるかどうか?

を確認してみることです。

 

複雑性PTSDで悩んでいると

自分と人のアラ探しばかりを

するようになっています。

 

自分のダメさを人と比較したり

自分より劣っている人を見下してみたり

 

複雑性PTSDの心理状態のひとつに

「褒めることができない」という

心の状態があります。

 

これは

自分へのねぎらいの気持ちを持てないこと

相手の苦労や努力を認められないこと

が原因です。

 

人をけなすこと

自分をけなすこと

 

いつも、そればかりに

気持ちが向かってしまうのは

 

劣等感や自己尊重感を刺激することから

自分を守りたいという思考の表れです。

 

下の図は「防衛機制」と呼ばれる

人間が無意識にとりがちな

つらさを避けるための方略です。

 

*詳細を知りたい方は、個人相談ZOOM無料質問会でどうぞ。

 

 

がんばっていない人が許せない人は

自分がしているがんばりしか知らない人。

 

自分の知らないがんばりを

相手がしていることを知らずに

逃げてばかりいると

 

ののしったり

叱責したりするかもしれません。

 

あなたの親が

そうだったのではないでしょうか?

 

あなたが親の不安定な感情を相手に

毎日、必死で努力していることを

まったく知らず

 

成績が悪い

努力が足りない

怠け者

甘えているなどと

 

あなたのことを

罵り続けていたのではないでしょうか。

 

この状態は

親にとっては「しつけ」のつもりですし

友人・知人にとっては

「親切」や「忠告」のつもりで

行っているワケですが

 

聞かされている本人にとっては

ただの侮辱です。

 

この状態を「ハラスメント」といいます。

 

話を戻しましょう。

 

あなたが、自分が回復したかどうか

普通の状態になれたかどうかを

確認するもっとも簡単な方法は

 

自分を褒められるか?

人を褒められるか?

 

自分をねぎらう気持ちを持てるか?

人をねぎらう気持ちを持てるか?

 

自分へのハラスメント(侮辱・ののしり)をしていないか?

人へのハラスメント(侮辱・ののしり)をしていないか?

 

ゆっくりと確認してみましょう。

 

人間が怒りを感じる瞬間は

自分には手に入れられないものや

失ったもの(喪失感)を

味わっているときが多いものです。

 

この怒りやかなしみをともなう

深い喪失感(悲嘆)のことを

グリーフ(grief)といいます。

 

私は、グリーフケアを行うための

臨床傾聴士です。

 

それが、私の仕事です。

 

 

年末に向けて

いろいろ思うことの多い

今年の年末です。

 

コロナ禍の感染者数も

毎日、増加傾向で

 

表参道の会場開催も

このまま続けて良いものかどうか

気になるところです。

 

今のところ、現状維持ですが。

 

個人面談で

皆様とお話しできない状態が続き

とても残念に感じています。

 

もっと

複雑性PTSDやトラウマに関する

認知が世の中に広がれば

 

私のような支援の末席の者が

このように忙しくするような

状態にはならないと思うのです。

 

私の仕事は

「情報と安全の場の提供」です。

 

回復に必要な

自己理解のための情報を提供すること

(トラウマケアに関する情報提供)と

 

安全の場を提供すること。

 

安全の場は

茶話会や個人相談などのように

安心して自分について

考えることができる時間と場所の提供です。

 

ですから、

利用者の方が

「もう一度、生きてみよう」と

思ってくださるまでが

 

私の役割で仕事です。

 

それ以外は

物理的にも時間的にも

不可能なのです。

 

ずっと一生

見守り続けることはできません。

 

お見送りする立場の人間なので。

 

ずっと継続して

お話ができないことは

私にとっても

寂しく残念なことでもあります。

 

支援者と対象者として

ご縁をいただいたため

 

永遠に、その枠は

崩すことはできません。

 

それがとても

寂しいことだと

感じることが、よくあります。

 

違う形でお目にかかっていれば

ずっと知り合いとして

友人として

お話しすることもできたのですが。

 

また、年末まで

少し書くと思いますが

 

忙しさと、寂しさと

ものすごい疲労感と

いろいろな今日この頃です。

 

 

ピアサポートとセルフヘルプとの違い

当事者茶話会というと

一般的に考えられているイメージは

「言いっぱなし聞きっぱなし」の場

なのだろうと思います。

 

ピアサポートというのは

当事者が主体となった

専門家が属する支援組織のことです。

 

セルフヘルプというのは

自助会や自助グループのこと。

当事者が主体となって

当事者が集う組織のことです。

 

私が行っている茶話会は

ピアサポートです。

当事者の専門家しかいません。

 

利点としては

専門知識があり

当事者としての経験もあり

場の暴走を制御できる

知識や経験値があるということ。

 

当事者会は、時として

お互いの意見がぶつかったり

誰かが暴走して

場を壊してしまう危険があります。

 

なぜ、そうなるのか?というと

その場で、何が起きているのか?を

ホストとして把握・管理できる人間が

不在だから、です。

 

当事者同士だけの集まりの場合

どうしても、場を制御する必要があると

誰かが権力者になってしまったり

強引な進行を行ってしまい

 

主催者側の自己満足だけで

終わってしまい

 

参加者は、傷ついたり

取り残されたり

疎外感を感じる結果になってしまいます。

 

こうした状態のことを

「支援現場での二次被害」といいます。

 

救いや回復のための時間を求めて

参加した方々にとって

これほどのショックはありません。

 

二度と、支援など求めるものか!と

心の傷を増やす結果になってしまいます。

 

支援するためには

自分の心の傷の処理が

ある程度、完全に完了していなくては

支援対象者を危険に陥れることも

多々あります。

 

支援者の独りよがりが

利用者を傷付ける。

 

私は、それを避けたいので

専門家としての

知識・経験値のない方は

団体スタッフとして

受け入れていません。

 

当事者茶話会のイメージに

当事者同士が

同じフィールドで語り合うことだけだと

考えておられる方は

 

私の開催する茶話会に

違和感を感じることもあるでしょう。

 

私の茶話会は、

参加者同士の気持ちのシェアと同時に

その語りかけに対して必要な

情報提供も行うからです。

 

気持ちをシェアできて

情報も手に入る。

 

それが、私の茶話会に

リピーターが続き

毎回、予約開始20分で

満席になってしまう理由です。

 

誰も暴走しない。

全員が、守られている安心を感じられる。

 

ピアサポートというのは

当事者が支援する場であり

その支援者は専門的に場の調整ができる

ファシリテーションができることが

求められます。

 

私は、茶話会で参加者が

「来なければ良かった」という

後悔を感じるような時間は

絶対に作らない。

 

それを心に硬く決めています。

 

私自身、暴走者がいる会で

嫌な思いをした経験が

たくさんあるので

 

それだけは絶対に

防ぎたいと思っています。

 

 

気持ちを支えているもの

以前、支援者同士の

飲み会の席で

「あなたの支援活動への

モチベーションを支えているものは?」と

質問されたことがありました。

 

私は、少しだけ考えたのち

「悔しさでしょうね」と

答えました。

 

怒りではなく

親や誰かへの憎しみでもなく

不安や恐怖でもなく

 

やりがいでもなく

誰かのためでも

誰かを救うためでもなく

 

私の原動力は

「悔しさ」なのだと

今でも感じています。

 

自分を幸せにするための

ものすごい力を持っている人が

 

親を恨むことに

そのエネルギーを注ぎ込んでいることや

 

自分で自分の状態について

説明することができないばかりに

 

自分からも

人からも

世の中からも

誤解され続けて生きていることや

 

人より優れた自分であることにしか

自分の存在意義を求められない

自分の素の姿の価値を

認められない人や

 

理論武装ばかりして

それが、知性化という

防衛機制であることを知らず

ひたすら知識に時間とお金を注ぎ込む人や

 

トラウマへの認知のなさが

不幸の連鎖を産んでいる

世の中の状態が

 

悔しくて残念で仕方がないから。

 

みんな、もっと幸せになれるのに。

誰でも、みんな幸せになれるのに。

 

それが、悔しくて

たぶん、悲しいのでしょうね。

 

他人事なのだから

放っておいても良いのでしょうに

どうして関わりたいと思ったのか。

 

だから、ただ

伝えたいだけだったのだと思うのです。

 

もっと楽に生きていけるのに。

もっと幸せになれるのですよって。

 

もったいないと

そう感じているのでしょうね。

 

そして、直接

命に関わることではないから

みんな、ツライとはいうけど

回避を繰り返すだけなのだろうと。

 

トラウマと回避は

社会問題で

あまりにも大きなテーマ過ぎて。

 

日本は資源のない国だから

経済力以外に依存できるものがない。

 

だから、常に経済優先。

 

家庭が一番後回し。

家族は、いつも後回し。

 

弱者を淘汰して

経済を優先する国。

 

だから、トラウマを認めたら

経済が破綻する。

 

結局、社会構造上の問題。

 

今の古い価値観が死に絶えて

新しい価値観がベースになったら

何か、少しは変わるのかな?と。

 

まあ、とにかく

悔しい気持ちが原動力ですよね。

 

 

 

個人相談に利用期限があることについて

「卒業したくないので

留年させてください」

 

そう言われたら

学校の先生たちは

 

なんと答えるのだろう?と

ときどき思います。

 

私の個人相談は

基本的に12ヶ月。

1年間で卒業です。

 

私が行っていることは

トラウマケアに関する情報提供と

利用者のトラウマナラティブの整理です。

 

つまり、どういうことか?というと

一人で生きていくために

必要な知識や情報を提供することと

 

その方の人生の中で起きていたこと

そのストーリー(トラウマナラティブ)を

客観的に整理して

その方のために必要な情報を提供すること。

 

それが、私の仕事で役割です。

 

 

私という存在は、通過点であって

安全地帯として居続ける場ではない

ということです。

 

「加納さんが居なくなったら

私は、これから

どうしたらいいんですか?」と

質問されることがありますが

 

「え?それを考えるために、何ヶ月も

通っていらしたのではないの?」と

私の頭の中は、「?」が飛び交います。

 

私は、利用者の方から見ると

守ってくれて

認めてくれて

教えてくれて

相談に乗ってくれる人なのかもしれません。

 

ずっと頼れる場所なのかもしれない。

 

お金儲けのことだけ

考えているのであれば

そういう方はウェルカムですよね?

 

ずっと通って

お金払い続けてくれるのだから。

 

リピーター

固定客 バンザイ!です。

 

でも、私は それは

ちっとも

うれしくないのです。

私のところに

通い続けているということは

 

結局のところ

何も変化していないし

動きたくない自分(回避パターンや回避思考)を

上書きしに来ているだけになってしまうから。

 

そういうことから離れて

自分で動いてみようという

 

その気持ちのきっかけを作ることを

「動機づけ」といいます。

 

どうしたら、その気になってくれるのか。

その気になれるように導くこと。

 

それが、私たち支援者の役割です。

 

で、ずっと居止まりたいと

相談されるたびに

私は、思うのです。

 

支援者としての役割を

何も

果たすことができなかった自分を。

 

何ヶ月もの間

私は、いったい何をして来たのだろう。

 

結局、私は

この方に対して

何もできなかったのかもしれない。

 

そう思うことが増えました。

 

 

動機づけに関しては

支援者が一様に悩まされます。

 

どうしたら

その気になって下さるのだろう?

 

いったい いつまで

つらい

つまらない

面白くない

親が憎い

人を信じられない

人がこわい

 

そんな気持ちの話ばかりを

聞くだけの時間が続くのだろう。

 

そのために

それを解決するために

個人相談を利用することを

選択されたのではないのだろうか

 

私の受け取り方が

間違っていたのだろうか。

 

インテークの際に

希望や動機を

もっと確認しておけば良かったのだろうか。

 

それを許さない生活環境があるのなら

なぜ、そこに居とどまる選択を

この方がしているのか?

 

それ以外に選択肢がない

この方の環境に

介入することができる

支援や法はないのだろうか。

 

現行法の限界。

 

目の前が、真っ暗になる瞬間です。

 

 

個人相談

講座

講演会

無料質問ライブ

茶話会

当事者のSNS運営

 

これだけの場を提供し続けて

月に1日

休めるかどうかの毎日の中で

 

個人相談以外の場は

すべてオープンにしてあるし

いつでも利用できるのに

 

個人相談だけに

こだわりを持たれるのは

 

プライバシーの問題か

私と話をしたいのか?

どうなのかな?と。

 

自分のことを知らない人と

また、一から話をしなければならない

そんな面倒なことはしたくないし

 

その人を

信頼できるかどうかわからないのに

そんな危険なことはしたくない。

 

という思考が

すでに回避状態だということは

あまりお気づきになっていない方が

多いような気がしていて

 

それも、私が

スタックポイントや回避について

お伝えし切れていなかったのだろうと

力不足に落胆する瞬間でもあります。

 

自分の過去について

知っている人でなければ

信頼関係を構築できないと思うのは

 

おそらく、自分の中の

ツラさやスタックポイントを

知らない人が自分と接したら

 

自分は、またつらい思いを

することになるという

不安や恐怖があるのでしょう。

 

自分のことを知らない人は信頼できない。

 

これが、スタックポイントですよね?

 

自分のことを知らない人は、自分を傷付ける。

 

そう思っているから。

 

知って欲しいことがあるのなら

必要に応じて伝えれば良いし

 

自分のことを知らない人が

自分のことを傷付けるというのは

ただの思い込みです。

 

なぜ、傷付けられるのか?

 

それは、その相手が

人のことより

自分の方が

つらい悩みを抱えている人だから。

 

不幸な人だから、です。

 

余裕がない人に

どんなに理解してもらおうとしても

ムダです。

 

子供の頃に

親を相手に

それは、イヤというほど

経験済みのはずです。

 

子供の頃から

周りに不幸な人や

悩んでいる人しかいない環境で

育ったことで

 

自分が安全・安心を

手に入れるためには

相手に理解してもらわなければならない

という信念が

心のど真ん中にドスン!とある。

 

それが、虐待被害者や

トラウマ持ちさんの心理です。

 

「別に理解してもらえなくてもいいんです!」

「どうせ、わかりっこありません!」

 

そう開き直る方も多いです。

これも、スタックポイントのひとつ。

 

極端な結論への飛躍。

気づいていない方は多いです。

潔さと勘違いしていることはあっても。

 

 

相手に

自分のことを理解してもらう必要は

実は、それほどないのです。

 

なぜなら

余裕のある人。

幸せな人。

 

満ち足りていて充実している人は

無条件で人に優しくできるから。

 

あなたは、ずっと

無条件に自分に優しく

愛情を注いでくれる

あたたかい理解者を求めて

探し続けて来たことでしょう。

 

その無条件の「条件」って

何だか、考えたことはありますか?

 

無条件の「条件」というのは

「相手の不幸を請け負う」ということ。

 

つまり、あなたは

不幸な人としか

一緒にいたことがないので

 

相手の不幸を一緒に請け負うことを条件に

相手からも要求を受け入れてもらえていた。

 

だから、あなたは

それがイヤで

「無条件の愛情」

「無条件の優しさ」と

お経を唱えるように

そればかりを考えていたのだと思いますが

 

無条件の環境が欲しいのなら

その条件(負荷)を

請け負う必要がない人と

一緒にいることを考えれば良いだけです。

 

それが、できない言い訳を

たくさん並べて

自分を擁護することを続けても

 

それは、支援者からすると

動機づけが、まだできていない状態。

 

結局、変わる気なんて

ないんですよね?と

そう思わされてしまう瞬間だったりもします。

最近、こういうことを

考える時間が増えました。

 

おそらくバーンアウト寸前なのだと思います。

 

 

一年、半年。

療養やセルフケアに

入る方が良いのかもしれない。

 

ここまでやって来たのだから

もう、悔いはないでしょうと

支援者の知人から言われることもあります。

 

 

つかれた

 

 

そういうことなのだと思います。

 

年末年始。

手付かずのまま溜まってしまった

帳簿の整理をしながら

少し、休めたら

 

少し元気に

楽になれるかなと。

 

まあ、歳ですかね。

 

 

 

 

 

子供が親の責任を追求したくなる理由

子供が親を責めたくなるのは

子供には出来事全体の文脈が

理解できないから。

 

そんなお話を

講演会や講座の場で

何度かさせていただいています。

 

これは、どういうことか?

というと

 

親が子供にとって

不都合な状態にあるのは

 

社会構造上の問題であることを

幼い子供には理解不能なため

 

子供は、もっとも身近な

親に対して

憤怒の感情を向ける以外に

対処する術を持たないから。

 

ということになります。

 

これまでは

当事者の方々に向けて

記事を書いてきましたが

 

そろそろ支援者として

活動をしておられる方々に向けて

書いていきたいと思ったりしています。

 

私ごときが

支援者の先輩方に向けて

記事を書くなどという

大それたことは考えていませんが

 

支援者してるけど

思いっきり当事者、という方が

世間の大半を締めているので

 

当事者から支援者へ

移行中の方々に向けて

書いていけると良いなと

思ったりしています。

 

 

ですので、当事者の方には

理解しにくい内容も

含まれると思いますが

どうぞ、ご容赦ください。

 

 

子供は、親から

叱られたり

怒鳴りつけられた瞬間から

出来事を受け取っています。

 

なぜ、親が

怒鳴ったり、情緒不安定なのか

その原因がわかりません。

 

このため、子供は

四六時中

情緒不安定な母親や父親に対して

憤怒の感情や恐怖心を抱きます。

 

そして、成長後 親に対して

「愛情がなかった!」と

ひたすら親を責めて

攻撃し続け、恨み続けます。

 

では、なぜ

親が常に情緒不安定だったのか?

 

それは、子供にはわかりません。

 

なぜ、わからないのか。

 

知らないからです。

 

子供には、大人の世界のことは

理解できないことが多過ぎます。

 

DVという概念を知るのは

相当、成長してからですし

 

ハラスメントという言葉の意味を

理解できるようになるのは

ある程度、人生経験を積んでからです。

 

下の表は、ある研究者が

人間の語彙力の調査をしたものですが

 

子供の語彙(ボキャブラリー)と

出来事への理解・把握は

ある程度、比例関係にあります。

 

全国大学国語教育学会国語科教育研究:大会研究発表要旨集 101 巻 (2001)p. 77-79
語彙力の発達 島村 直己 国立国語研究所日本語教育部門
 より引用

 

 

子供が大人の言葉には

その言葉の裏にも含まれた意味があると

理解できるようになるのは

概ね10歳以降からと言われています。

 

母親が

「アンタなんか産まなきゃ良かった!」と

怒鳴りつけた裏に

 

育児に対する夫からの

DVやハラスメントがあったなどの

裏の意味は、幼い子供には理解できません。

 

言われた通りの文字通りの意味として

その言葉を理解します。

 

なぜか?

子供だからです。

 

 

父親が、暴力やアルコールなどの

依存症だったために

 

機能不全家庭での

生きづらさを抱えて

成長した子供は

 

手っ取り早く

父親を憎み恨むでしょう。

 

父親に「お前のせいだ!」というのは

実に簡単で短絡的です。

 

そして、子供にとって

それは、紛れもない事実でもあります。

 

問題を理解するためには

「父親は、なぜ依存症になったのか?」

「なぜ、親は情緒不安定だったのか?」

に焦点を当てるべきです。

 

現在のコロナ禍において

情緒不安定にならない大人は

ごく稀でしょう。

 

大なり小なり

無防備ではいられない

緊張感の中で

毎日の生活を送っています。

 

この状況、そのものが

子供にとっては

すでに、虐待環境です。

 

虐待というのは

子供が大人から

ひどい仕打ちを受けることだけではなく

 

大人が不安定な情緒になるような

環境下で養育されることを意味します。

 

幼い子供だった、あなたは

親が、なぜ

情緒不安定だったのかわかりません。

 

「そういう奴だった!」

「性格や人格の問題!」

「性格破綻者だから!」

 

そう責めることで

納得する(腑に落とす)以外

理解不能なまま

何十年も生きてきた。

 

いまだに親を恨んで

責めている人も大勢ありますが

そこに居留まる限り

永遠に何も解決しません。

 

コロナウイルス相手に

訴訟を起こすのと同じくらい

「問題は、そこではないよね?」と

明らかなことです。

 

親をそこまで貶めた

社会の構造上の問題が

 

末端の立ち位置にいた

幼い子供だった、あなたを苦しめ

影響を与えていたことに

 

大人になったあなたは

そろそろ気付いても良い時期です。

 

親を恨む気持ちを

捨てる必要はありませんが

 

親を恨むことだけに

執着しているのなら

そこから先はないと思った方が良いでしょう。

 

過去に執着するよりも

自分の将来を大切にする方が

建設的だと思いますが

 

そのあたりは

個人の価値観の問題なので

強制はしません。

 

自分を大切にすることに目覚めると

だんだん、過去への執着が

薄らいでいきます。

 

不思議なことですが。

 

親を恨んでも何も問題は解決しません。

 

その親を作ったのは何か。

 

それに気付くことが

大切です。