大学院を出て臨床心理士になってもアダルトチルドレンは治せない理由

世の中には

たくさんの臨床心理士がいます。

こんなに たくさんいるのに

ACは なくならない。

それ、なぜだと思いますか?

 

 

あなたが

「アダルトチルドレン」という言葉に出会ったのは

いつ頃のことでしょうか?

 

あなたは、これまでの人生の中で

「心の傷」

「生きづらさ」

「息苦しさ」

「人との関わりへの苦しさ」を

なんとか解決したいと思ったときに

 

どの分野で検索していましたか?

 

おそらく

「メンタルヘルス」

「心理」

「精神科」

「心理療法」

「カウンセリング」

「悩み」

「相談」

 

このあたりのキーワードの中で

検索して

情報を探していたと思います。

 

今回のメルマガのタイトル

大学院を出て

臨床心理士になっても

アダルトチルドレンは治せない

を読んで

 

意味がわからない!と

感じた方も大勢あると思います。

 

臨床心理士になっても

アダルトチルドレンを治せない理由は

 

扱う領域がズレているから

 

それが理由です。

 

 

そもそも

アダルトチルドレンというのは

病気ではありません。

 

なので、精神科で治る訳でもなく

精神分析や統計学で考える

臨床心理領域で

解決できることでもありません。

 

では、アダルトチルドレンは

どの領域なのか?というと

 

社会学」になります。

 

 

考えてみましょう。

 

DV、虐待、マルトリートメント。

 

これらの状況が生まれるのは

人間の生活の中で起きる不具合です。

 

これは、

「社会問題」として扱われます。

 

社会問題を扱う領域は

社会学」です。

 

 

ということは

アダルトチルドレンを治すためには

何が必要なのか?というと

以下の内容になります。

アダルトチルドレン解決に必要な取り組み

1.アダルトチルドレンが生まれる原因となった、社会問題への理解
2.その社会問題が原因で生まれた不具合への理解
(DV、虐待、マルトリートメントなど、社会的機能不全)
3.不具合(複雑性PTSD)への理解
4.複雑性PTSD当事者と家族への理解
5.複雑性PTSDへの専門的介入と介助
(必要に応じた医療的・法的・心理的介入)
6.現存する社会問題に対する環境整備

 

これらすべてを

根本的に解決するためには

 

・社会学

・医学

・心理学

・宗教学

・民俗学

・政治経済学

・死生学

 

などなど、人間の環境への

すべての領域が関与しないと

解決に向かうのは困難です。

 

これらすべてを

理解して活動できる

臨床家が非常に不足しているし

 

その活動への支援体制が

日本の場合は

ほぼ皆無。

 

心の問題だから

大学院に行って

臨床心理士になる!と

 

熱い志を持っていても

最終的には

「考えていたことと違う」と

 

心理学領域に絶望してしまう

臨床家も少なくはありません。

 

なんだか、今日は

ちょっと難しい話になっていますが

 

臨床心理士には

アダルトチルドレンを治せない!

 

これを言っているのは

私のたわごとではなく

心理学者の信田さよ子さん。

 

私も まったく

その通りだと思っています。

 

 

アダルトチルドレンは

社会問題が生み出した

心のひずみです。

 

嫁姑問題。

母娘問題。

家庭問題。

育児問題。

生活問題。

 

これ、病気ではないですね?

 

その問題の中での苦しみが

依存症になったり

自傷行為になったり

 

さまざまな精神疾患に発展して

その原因を作っているのは

 

社会問題が原因の

複雑性PTSDという

トラウマです。

 

トラウマは

常に自分が戦場にいるような

不安・恐怖・不信感に苦しめられます。

 

そして絶望的な毎日の中で

徹底的な自分への無力感が

生まれていきます。

 

その無力感を埋めるために

人間は、さまざまな

問題行動を起こすようになります。

 

依存(アディクション)問題。

自分の無力感を否定するための暴力行為。

自己尊重感を埋めるための支配的育児。

 

その犠牲者が、

アダルトチルドレンになります。

 

アダルトチルドレンというのは

日本の民族問題であり

社会学領域になります。

 

日本人や地域問題に通じた

社会学に裏打ちされた

専門的なカウンセリングが

 

日本人の複雑性PTSDには必要です。

 

それを得られる場は

とても少ない。

 

だから、

日本のACは なくならないのです。

 

あなたが向き合っている

「社会問題」は、何ですか?

 

今度、教えてくださいね。