カウンセリングの上手な時間の使い方について

 

自分と相性の良い

カウンセリングルームに出会うと

とても安心して

話ができるようになります。

 

このとき気をつけたいことは

カウンセリングでの時間の使い方です。

 

カウンセリングをはじめて

まだ日が浅いうちは

 

自分の気持ちについて

ゆっくりと話を聞いてもらい

 

カウンセリングへの信頼感を

少しずつ育てていくと良いです。

 

そして、

カウンセリングルームとの

信頼関係が確認できたら

 

本格的な心の回復のための

心理療法などに移行します。

 

この話や気持ちを聞いてもらう時間から

心を回復させるための心理療法への移行が

スムーズにできないことがあります。

 

それは、カウンセリングルームに

気持ちが寄り掛かり過ぎてしまったときに

起こりやすいので注意が必要です。

 

カウンセリングルームの

居心地が良いと

帰りたくなくなります。

 

これは、誰でも感じる

自然な気持ちです。

 

カウンセリングルームから出ると

現実が待っています。

 

このため、何時間も

カウンセリングルームに居座って

話し続けてしまうことがあります。

 

 

帰りたくない!という気持ちです。

 

 

利用時間で料金を設定している

個人経営のカウンセリングルームなどは

 

次の予約が入っていなければ

そのまま続けて

延長して話を聞いてもらうことが

できることがあります。

 

それは、

カウンセリングルーム側からすると

カウンセリング時間の延長は

 

「空席を埋めてもらえる」ので

好都合なのです。

 

そして、2時間、3時間と

1回のカウンセリングの時間が

のびることが増えてくると

 

思う存分話を聞いてもらえると

利用者の方が勘違いをしてしまい

 

カウンセリングルームへの依存が

心の中に育ってしまいます。

 

 

セッションの内容にもよりますが

一般的にカウンセリングの1回の時間は

1時間前後です。

 

これは、人間の脳が

思考に集中できる機能的な限界が

45分だからです。

 

 

カウンセリングルームに 長時間

クライエントを居とどまらせることは

 

カウンセリングとしては機能しておらず

駆け込み寺的な要素が強くなっています。

 

いつまででも居ていいですよ。

頼ってください。

 

そういうメッセージを送り続けると

クライエントは

自分の意思で動くことができなくなり

人を頼りたい気持ちに拍車がかかってしまい

 

自分一人では

やっぱり何もできないのだ!という

マイナスなネガティブ思考を

強化することになってしまうのです。

 

 

カウンセリングを利用するときは

「問題を解決したいのか」

「逃げ込める場所が欲しいのか」

 

まず、このどちらを

強く求めているのかを

冷静に考えてみると良いでしょう。

 

駆け込み寺的な

心の避難場所を求めている場合は

 

心理相談とシェルター機能を

あわせ持っている施設を利用することを

考えてみると良いかもしれません。

 

カウンセリングルームは、あくまでも

「カウンセリングをする場所」なので

 

帰りたくない気持ちの人に

長居できる避難場所を

提供するための場ではありません。

 

 

限られた時間の中で

自分の人生について向き合うこと。

 

それが、心を育てます。

 

大切な時間を

有意義に使えるように

工夫してみてください。

 

 

 

 

なぜ、料金が安いのか?について

 

なぜ、私のカウンセリング料金が安いのか?

 

高額だと続かないからです。

 

トラウマからの回復のためには

ある程度、集中して

カウンセリングを行う必要があります。

 

毎回 何万円も支払っていたら

治るまで通い切ることができる人は

限られた人だけになってしまいます。

 

日本には、医療機関で医療行為以外で

カウンセリングを利用するための

保険制度がありません。

 

このため、1回あたりの金額は

1万円前後からになります。

 

毎週通ったら、最低でも

カウンセリング料金は

4万円以上になります。

 

私は、カウンセリングを利用して

回復が安定するまでは

12回前後が理想だと考えています。

 

3,000円なら

12回利用しても、36,000円ですね。

 

誰にでも利用できる

カウンセリングを提供したい。

 

そのために任意団体を立ち上げ

非営利団体として

カウンセリング活動をしています。

 

化粧品の値段と一緒で

高額なほど質が良いと

日本人は先入観を持ちがちですが

 

価格と内容は比例しないのが

カウンセリングの難しさでもあります。

 

不信感や猜疑心でいっぱいな

複雑性PTSDの方にとって

安価なカウンセリングは

逆に不安を感じるのかもしれません。

 

どうぞ、安心してお越しください。

 

これからについて一緒に

考えていきましょう。

 

子供にとっての良い親であるためのたったひとつの条件

 

母親失格。

父親失格。

親失格。

 

そんな気持ちになることは

子育て中の親なら

誰でもありますね。

 

最近では、

育児書やマニュアルが

氾濫していて

 

ジージ、バーバのための

孫育本まで出ているようで

 

どこまでマニュアルに頼りたい

自信のない大人が

世の中にあふれているのかと

あらためて驚かされます。

 

マニュアル通りにすれば

みんな幸せになれるのなら

そんな楽なことはありません。

 

自分の子供も

隣の家の子も

マニュアル通りに育てれば

幸せな人生を歩めるのなら

 

日本中に幸せな子供が

あふれかえっているはずです。

子供にとって良い親でいることの資格は

たった ひとつだけ。

 

「親自身の傷付きを子供にぶつけないこと」

それだけです。

 

子供を育てていると

子供に関することで親がショックを受けたり

傷付いたりすることは

どうしても避けることができません。

 

また、親自身が

子供以外の自分の生活の中で

傷付くことも たくさんあります。

 

このとき、自分の傷付きを

子供にぶつけてしまわないように

注意してください。

 

例えば、娘が性被害にあったことは

母親にとって耐え難い傷付きです。

 

ここで、母親が自分のショックを

感情のままに娘にぶつけてしまったら

 

娘は二度と

母親に心を開くことはないでしょう。

 

親がショックを受けたときや

親自身が傷ついたときは

 

子供との関わりに

時差を設ける努力をしてください。

 

ショックを感じたときに

すぐに言葉を発しないこと。

 

自分の傷付きを

子供に向けてぶつけないこと。

 

親から感情をぶつけられると

子供は、被害が二重になります。

 

子供のことで冷静でいられる親など

そんなにいるものではありません。

 

子供にとって良い親でいたいのなら

自分のショックを

感情のままに子供に向けてぶつけないこと。

 

それだけでいいのです。

 

すでに、ぶつけてしまったあとで

子供との関係修復ができない場合は

家族で抱え込まず

 

専門家に相談してください。

 

家族の問題を

家族同士で解決しようとすると

どんどん糸が絡んで

解くことができなくなってしまいます。

 

家族の絆。

 

絆という文字は

馬小屋に馬を繋いでおく

縛りつける綱が語源です。

 

家族の絆は、呪縛です。

 

絆という言葉に

惑わされないようにしましょう。

 

家族のことは家族が責任を取るべき。

 

それは、大昔の価値観です。

 

現代を生きる人間には

現代の社会状況にあった価値観で

問題に対処する必要があります。

 

大昔は、大家族だったので

たくさんの家族の中で

誰かが助けてくれることもありましたが

 

今は、親と子供しかいない

孤立家族がほとんどです。

 

子供の問題は

全部、親(母親)にのしかかります。

 

対処し切れるはずがないし

しようと思うのは危険です。

 

頼る勇気を持つこと。

みっともないという呪文を

いますぐ頭の中から消去すること。

 

それが、子供を守るために

大切なことです。

 

ショックや傷付きで

感情を子供にぶつけそうになったら

家から外に出て

話を聞いてくれる人を訪ねてください。

 

 

自覚のない被害者と自覚のない加害者

 

 

なぜ、こんなに生きづらいのか

その理由がわからない。

 

その理由は

「被害者としての自覚がないこと」

が考えられます。

 

子供時代に

虐待被害を受けていた場合

 

それを、虐待だったと

自覚することができるのは

5歳以上からと言われています。

 

その理由は、5歳までの子供は

自分の受けていた経験を

言語化して理解することが困難だからです。

 

 

人間は、出来事を受け取るときに

その意味や状況を

言葉や言語を使って

理解したり判断したりします。

 

しかし、5歳までの子供

つまり幼児期は

語彙は少ないですし

 

自分の身の上に起きていることの

意味がわからないことが多いのです。

 

 

例えば、性被害の場合。

5歳の子供に

そもそも「性」という概念が

まだ理解できません。

 

性被害、

いたづら被害を受けても

その意味がわかりません。

 

でも、こわかった

痛かった、気持ち悪かった。

 

そういう感覚的なことは

記憶に残ります。

 

そして、意味が理解できないまま

いつの間にか日常生活の中で

忘れたような気がしています。

 

ところが、この記憶は

バラバラの情報パーツになって

脳の中に保存されています。

 

感触や、見たものの部分的な記憶や

においや音など。

 

そして、成人したある日

まったく関係のない場所で

その記憶のパーツを

刺激するものに触れた瞬間

 

脳の中の記憶のパーツが

ひとつの記憶となって蘇ってしまいます。

 

これが、

フラッシュバックと呼ばれたり

想起と呼ばれる状態です。

 

そして、その不快感や恐怖感を

再び味わいたくないので

それを再現する事柄を

避けるようになります。

 

これが、回避です。

 

 

自覚がないというのは

その経験が記憶として形をなしておらず

その経験の意味が

理解できていないということ。

 

 

そして、もうひとつは

加害者にとって

それが相手にとって被害だと

自覚なく行っていた行為があります。

 

例えば夫婦げんかは、面前DVという

れっきとした虐待です。

 

子供は、判断することはできずとも

最も近しい人たちが繰り広げる

恐ろしい空気感や雰囲気に触れて

 

不安や恐怖を感じて

自分の安全への安心が揺らぎ始めます。

 

そして、記憶や自覚がないので

自分をHSPだとラベリングして

それで自分で自分を納得させようとします。

 

記憶や自覚がないので

自分の身の上や

自分の中で

何が起きているから

こんなに生きづらいのか?ということが

わからないのです。

 

トラウマは、

言葉で説明できる経験ばかりではありません。

 

幼児期の虐待などのトラウマ経験は

非常に言語化しづらいし

本人にも自覚がないことがあるので

 

気付かれにくいし

自分でも気付かないのです。

 

そして、

「自分は、変だ」

「自分は、普通じゃない」

そんな不安にかられてしまいます。

 

あなたが「生きづらい」のには

必ず人生のどこかに

その理由があります。

 

気付くこと。

 

それが、生きづらさから抜け出す

はじめの一歩です。

 

カウンセリングの利用期間の目安は?

カウンセリングの利用目安で

どのくらい通ったら良いですか?

 

これは、

最初に受ける質問の中で

一番多いと思います。

 

個人差もありますし

ご本人の意欲の問題もありますし

 

カウンセリングを

継続して集中できる

生活環境かどうかも問題になります。

 

ですから、具体的に

時期的なことを

お答えすることは

とても難しいのですが

 

逆の考え方で

お答えすることはできると思います。

 

 

2年以上、通い続けているのなら

一度、考え直した方が良いです。

 

 

トラウマ症状は

 

  • 追体験・侵入(再体験)
  • 否定的な認知
  • 過覚醒
  • 回避

 

この4つが主な症状です。

 

2年以上、カウンセリングを利用しても

変化がなく効果が現れていない場合

 

利用者の回避思考や

回避行動が妨げになって

問題解決に至れていないことがあります。

 

どういうことか?というと

毎回、その日までに感じた

日常のストレスを感じた問題や、

出来事についての話で終わってしまい

 

トラウマの原因となっている

心の傷になったイベントや

 

それに関わる問題と向き合うことを

避け続けている場合は

 

ただのストレス解消の

気晴らしの時間になってしまうため

 

いつまで経っても

トラウマからの回復には

到ることができません。

 

 

何を避けて話しているのか。

何を避けたいと思っているのか。

 

そこに向き合えない間は

お金を払って

愚痴を聞いてもらって終わり。

 

その繰り返しになってしまいます。

 

私のカウンセリングでも

10回から12回の

トラウマ処理のための

セッションがありますが

 

回数を聞いただけで

「少し考えます」と

回避が始まってしまい

 

次回の予約を入れられずに

そのまま

フェードアウトしてしまう方も

大勢あります。

 

トラウマからの回復には

どうしても

自分の気持ちを語る時間と

回復のための心理学習の時間が

必要になります。

 

 

話だけ聞いてください。

 

傷つきたくないんです。

 

わかってくれないなら、もう良いです。

 

 

これは、トラウマの症状。

 

回避です。

 

 

そして、

トラウマと向き合えないことに対して

自罰的になったり

他罰的になったりしてしまう。

 

 

トラウマ回復のためには

ある程度の時間が必要です。

 

そのために

最後まで続けられるように

料金を3,000円にしています。

 

 

 

ある程度、

自分との向き合いが済んで

 

メンテナンスのために

2年以上通うのなら

それは、それで良いと思いますが

 

何もせずに2年以上

カウンセリングに通い続けているのなら

それは、トラウマ症状の

回避を強化しているだけです。

 

 

自分のトラウマと向き合うのに

時期を選ぶ必要はありません。

 

選ぶ必要があるのは

毎日の生活をする環境です。

 

カウンセリングの中でさえ

回避を続けたくなるのは

生活環境の改善や見直しが

できていないからかもしれません。

 

自分のために

生活環境を

あらためて見直してみてください。

 

そして、2年以上

何も変化がないのなら

そろそろ回避をやめてみても

良いのではないでしょうか。

 

 

厳しい言い方になりますが

 

自分を救えるのは

自分だけです。

トラウマからの回復を妨げるもの*ラベリングという「回避」

アダルトチルドレン、発達障害

HSP、双極性障害、ボーダー。

 

自分の状態を説明するために

いろいろな病名や単語で

理解を求めたくなるのは

ごく自然なことです。

 

ここで注意しておきたいのは

自分の状態に名前をつけること

(ラベリングすること)で

問題自体から回避してしまうことです。

 

あなたが抱えている生きづらさ

複雑性PTSDというのは

トラウマの一種です。

 

トラウマというのは

過去の経験がもとで生まれた

心の傷です。

 

トラウマの症状の中に

「侵入」というものがあります。

 

これは、考えたくもないし

思い出したくもないのに

 

その経験につながるような

感覚が刺激されると

トラウマ記憶が反応して

また苦しくなってしまうというもの。

 

自分で思い出そうとして

思い出したことではなく

 

不意打ちのように

その時の経験で受けた

衝撃や感覚が

よみがえってしまうことをいいます。

 

悪夢やフラッシュバックなどが

その一例です。

 

人間は、こうした状態を避けるために

「回避」という行動・思考をとります。

 

トラウマ刺激につながるものから

自分を遠ざけようとすること。

避けることです。

 

母親との関係性にトラウマのある人は

母親との接触を避けようとします。

 

これが「回避」です。

 

回避は、自分をトラウマから守るための

自衛手段のひとつですが

 

この「回避」のために

トラウマが回復せず

負のループが繰り返されることを

意識している方は少ないようです。

 

イヤなら避ければ良い。

 

だとしたら

永遠にトラウマから

逃げ続けなければなりません。

 

ところが、トラウマは

感覚に刺激として侵入するため

逃げ切ることはできません。

 

また いつあの感覚に

襲われるのか?

いつ また、あの気持ちが

よみがえるのかと

 

ずっと不安なままで

過ごさなければなりません。

 

これが、大人の引きこもりや

不安症の原因になっていたりもします。

 

自分の状態に病名や単語で

名前つけ(ラベリング)したまま

「私は、どうせ〜〜だからしょうがない!」と

そのままにしていると

トラウマ症状は、回復しません。

 

「私、HSPだから」

「過敏だから、しょうがないんです!」

 

これが典型的なトラウマからの

「回避思考」「回避行動」だということに

気付いている方は

あまりありません。

 

HSPお茶会で

過敏な私たち仲間で語りあうのも

 

世の中に出ていく

きっかけにはなりますが

残念ながら、そこまでです。

 

トラウマからの回避を続けている限り

トラウマから回復することはできません。

 

なぜなら、自分の言葉で

自分の状態について

説明することができないからです。

 

人間の脳は

自分で自分の状態について

説明することができると

自然にいらだちが鎮静化します。

 

病名でラベリングするのではなく

自分が自分の専門家になること。

 

それが、回復への

大切な道筋です。

 

あなたの心の成り立ちについて

正しく説明できるようになって

 

あなたが自分を救ってあげてください。

 

残念ですが

この世の中には救世主や

白馬に乗った王子様は存在しません。

 

神様に祈っても

あなたの明日が

変わるわけではありません。

 

自分について知ること。

 

それが、あなたを支えてくれます。

 

自分を知る勇気を

手に入れてくださいね。

 

自分のことをHSPだと思いたい人の特徴

 

 

最近、自分のことを

HSP(Highly Sensitive Person ハイセンシティブパーソン)だと

思いたい人が急増しています。

 

結論からいうと

この方たちの本当の病名は

「発達性トラウマ障害」または

「複雑性PTSD」です。

 

昭和に流行した単語は

「アダルトチルドレン」「AC」

 

平成に流行した単語は

「発達障害」「ADHD」

 

そして、最近の流行語は

「HSP」です。

 

これらの単語を使いたい人には

ある特徴があります。

 

それは、

「自分の生きづらさを表現する言葉が見つからない」ことです。

 

自分で自分のことを

説明できる言葉が見つからないため

 

人に自分について理解してもらえず

なんとか誰にでも自分が

苦しんでいることや

生きづらいのだということを

わかって欲しくて

 

その手段として

「私、HSPなんです」

「だから苦しいんです」

「生きづらいんです」

という以外に

 

自分についての説明をする

方法を持っていない方たちです。

 

なぜ、自分で自分について

説明ができないのか?というと

 

自分の中で起きていることについて

誰よりも知らないのが

本人だからです。

 

最近、世の中では

「虐待サバイバー」

「毒親育ち」という

 

親の被害にあったために

自分たちは生きづらい人生で

苦しんでいる!と

 

自己表現できる人たちが

現れてきました。

 

ここで、自称HSPの人たちは

新たな悩みに直面します。

 

「自分は、虐待を受けていないし

親も毒親という感じではなかった」

 

自分は、該当外になってしまい

やっぱり、ここでも自分のつらさを

説明できる条件を失ってしまいます。

 

そして、

「私は生まれつき敏感だったのね」と

自分で自分を慰める以外に方法がなくなり

 

HSPの対処法を

せっせと調べて実行する毎日になります。

 

自分のことをHSPだと思いたい人は

自分が理解されないことへの

絶望感や寂しさでいっぱいです。

 

そして、なぜ自分が

このような状態になったのか

まったくわからないし

見当もつかないし

誰も教えてくれませんでした。

 

 

子供時代に

マルトリートメントという環境で

養育された子供は

脳の発達に障害が起きることがあります。

 

これは、先天的な遺伝ではなく

生まれた後の環境の影響で

脳の発育にダメージを受ける現象です。

 

具体的には、健康な発達をした子供より

脳が萎縮している(脳が小さい)ことがあります。

 

その理由は、マルトリートメント

(養育者から子供への困った関わり)環境で

育てられたためです。

 

マルトリートメントというのは

子供にとって命の安心・安全を信じられない

養育環境のことをいいます。

 

これは、DVや虐待のあった家庭以外に

「親が苦しんでいた家庭」にも発生します。

 

具体的には

母親が嫁いびりにあっていて

ストレスまみれだった家庭や

 

父親が育児に非協力的で

母親に責任を押し付けられていた場合や

 

家族や母親自身が

なんらかの病気を抱えており

日常生活が大変だった家庭など

 

一言でいうなら

「母親が笑顔でいられない環境」

 

それが、子供にとっての

マルトリートメント環境になります。

 

子供は、母親の記憶として

 

「いつもイライラしていて情緒不安定で

いつ爆発するか、何が地雷かわからず

母親の機嫌をうかがいながら

毎日を怯えながら生活していた」

 

そんな記憶が残ります。

家族が笑顔でいられない家庭。

それは、子供にとって

虐待環境であり

マルトリートメントです。

 

この環境の連続によって

子供の脳はダメージを受けます。

 

そして

複雑性PTSDや発達性トラウマ障害の

症状に苦しむようになります。

 

この複雑性PTSDや

発達性トラウマ障害の症状は

 

HSPの症状として

世間でチェックリストなどに

表記されている内容と一致しています。

 

「普通の家庭に育ったのに生きづらい人」

 

それが、自分のことを

HSPだと思いたい人たちです。

 

HSPは治りません。

複雑性PTSDや発達性トラウマ障害は

適切に対処すれば治ります。

 

私は過敏な可哀想な人なの。

 

そう自己憐憫に溺れて

社会生活から回避行動を取り続けるか

 

自分の現実と向き合って

自分の中で起きていることについて

正しく理解して

 

自分について誰にでも理解できるように

説明できる人間になって

生きづらさから解放されるか。

 

それを選ぶのは、本人次第です。

 

HSPの症状だと思われている状態は

 

脳の中の扁桃体という部分が

ストレス刺激に対して

過剰反応をしている

「過覚醒」という状態です。

 

HSP症状だと思われている状態は

トラウマ症状です。

 

正確な情報で

心穏やかな生活を手に入れるよう

意識してみてください。

 

無料ダウンロード資料です。ご自由にご覧ください。

 

【参加無料】隠されたかなしみ 〜生きづらさを抱えているあなたへ〜*複雑性PTSD講座・グリーフケア講演会

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複雑性PTSDサバイバーのための講演会と茶話会

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複雑性PTSDについて知りたい・生きづらさについて考えたい

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心のケアについて知ることができます

 

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子供の頃から続く

「生きづらさ」に悩んでいる

複雑性PTSDサバイバーのための

 

心のケアについての情報提供と

当事者のための茶話会を開催します。

 

 

このような方が対象です

 

子供の頃、両親の夫婦げんかが多かった

いじめにあうことが多い

人の輪に入りにくく疎外感を感じやすい

心の理解者が見つからず苦労している

人から誤解を受けやすい

親にアルコールの問題があった

人間関係や恋愛が長続きしない

消えてしまいたいと思うことがある

いつも緊張している

不眠や原因不明の体調不良でつらい

家族の病気で苦労させられた

HSPや発達障害という言葉が気になる

精神科で薬をもらっても効かない

「いい年して今さら」と思うこと(言われること)が多い

 


 

複雑性PTSDサバイバーとは?

 

 

複雑性PTSDサバイバーとは

家庭内のさまざまな複雑な事情や

子供時代の虐待被害の経験

いじめや差別など

 

精神的な苦痛や

理不尽な経験を繰り返したために

 

心に傷をおってしまい

複雑性PTSDというトラウマ症状に

苦しんでいる方やその逆境経験を

生き延びてきた方をいいます。

 

複雑性PTSDサバイバーは

「自分がサバイバーである」という

自覚のない方や知らない方が多く

 

そうした苦しさを

被害妄想だと誤解したり

自分の弱さや甘えだと感じて

自責感や劣等感、恥の意識に悩み

 

対人不安や慢性的な心身の疾患

免疫不全から起きる

数々の原因不明の病気などで

苦しみ続けています。

 

発達障害、境界性パーソナリティ障害

統合失調症、HSP、双極性障害などと

誤解されやすい心の状態です。

 

 


 

第一部 13時-14時 グリーフケア講演会 

 

第二部 14時-15時 複雑性PTSDミニ講座

 

第三部 15時30分-16時30分 茶話会

 

 

参加費 無料

 

*茶話会は、定員20名

 

 


 

 

第一部

 

これまで、数々の講演活動で

多くの方々の心に

あたたかい気持ちを呼び戻してこられた

 

大学病院看護師であり

スピリチュアルケア師である

坂詰大輔さんを講師にお迎えして

 

問題を抱えた家庭に必要な

「グリーフケア」について

お話をいただきます。

 

グリーフとは何か?

グリーフと生きづらさについて

 

これからのあなたの毎日に

大切なメッセージを受け取ってください。

 


 

第二部

 

自らも複雑性PTSDサバイバーとして

DV家庭での虐待被害に苦しんできた

 

任意団体お話カフェゆもりな代表の

加納由絵が、臨床傾聴士として

 

当事者の方やそのご家族との

ご相談を通して

 

生活改善や心の回復のために

求められていた情報を

皆様にお伝えするために

 

複雑性PTSDについての

ミニ講座を行います。

 

あなたの心を苦しめている

複雑性PTSDというトラウマについて

 

「なぜ、つらいのか」

「どうしたら楽になれるのか」

 

複雑性PTSDサバイバー当事者としての

経験談などを交えて

トラウマからの回復についての

お話をさせていただきます。

 


 

第三部

 

少人数グループに分かれての

茶話会を開催します。

 

各テーブルに

団体スタッフが司会者として

同席させていただき

 

複雑性PTSDについてや

子供時代から抱えていた

お気持ちについての

分かち合いの時間です。

 

無理にお話にならなくてもOKです。

 

他の方のお話が

これからの毎日の

ヒントになることもあります。

 

茶話会は、当団体の月例茶話会と同様に

ニックネームでご参加いただきます。

(本名を名乗る必要はありません)

 

お席では、スタッフが

サポートさせていただきますので

安心してご参加ください。

 


 

 

お申し込み〆切:2020年1月31日(金)まで

 

 

 

390066_yumorina cafe (1)

 

 

開催日時
2020年2月11日(火)
開場 12:30
開始 13:00
終了 16:30
場所 東京ウイメンズプラザ 1階 視聴覚室
東京都 渋谷区神宮前5-53-67
ホームページ
拡大地図
参加費 無 料
定員  50  名
申込受付期間 2019/11/11(月) 00:00 ~ 2020/2/ 1(土) 00:00まで
主催者 お話カフェゆもりな
お問い合わせ先 お話カフェゆもりな

 

あなたがいくら考えてもトラウマが治らない理由*トップダウンとボトムアップについて

あなたは、何年くらい

自分の中の苦しさと

戦い続けていますか?

どのくらいの時間をかけて

心の回復について

考えてきましたか?

 

「考えるゆえに我あり」

この言葉を残したのは

フランスの哲学者デカルトです。

 

人間は、なんでも

考えれば解決できると

思い込んでいます。

 

それが、そもそもの間違い。

 

あなたは、日常生活の中で

困ったことや

問題にぶつかったときに

 

「何とかしよう!」と考えて

解決してきたと思います。

 

頭で考えて解決(回復)に

向かうことを

トップダウン」といいます。

 

たとえば、

緊張しているときに

ドキドキして苦しいときは

どうしたらいいだろう?と考えて

 

「深呼吸をしてみよう!」という

解決方法を思い付いて

深呼吸をしたら

ちょっと楽になった。

 

やれやれ、助かった。

 

この流れを「トップダウン」といいます。

 

トップダウンというのは

考えて得た答えで

心身の状態を調整することです。

 

この習慣の繰り返しの中で

人間は、自分のバランスを

調整しながら生きてきました。

 

そして、あなたは日常生活の中で

家族との問題や

対人関係など

人との関わりの中で

 

困ったことが起きたときに

まず最初に

「どうしたらいいだろう?」と

解決策を考えると思います。

 

そして、あれこれと

試してみるけど

いっこうに気持ちは楽にならないし

状態も変わらない。

 

相手が変わってくれる訳でもないし

自分の状態も悪くなる一方。

 

「いったい、どうしたらいいのだろう?」と

途方にくれたあと

 

あなたがすることは

ネット検索をしたり

セミナーや講座を探したり。

 

で、そんなことをしているうちに

疲れてしまって

「ああ、もう無理!」

「早く死にたい!」

そんな気持ちの繰り返しが始まる。

 

イライラする。

モヤモヤする。

腹立たしい。

絶望感でおかしくなりそう。

 

「なんで、こんなにつらいのよ!」

 

その理由がわからない。

考えても考えても

いくら情報を調べても

全然、答えが見つからない。

 

これ、なぜだか

知っていますか?

 

答えは

「考えているから」です。

 

 

あなたを苦しめているのは

複雑性PTSDというトラウマです。

 

このトラウマのことを

あなたは

アダルトチルドレンと呼んだり

発達障害と呼んだり

HSPと呼んだりしています。

 

自分の状態を表現する呼び方は

好きな呼び方を使っていて良いのですが

問題は、

「トラウマって何?」ということを

知らずに生きていることです。

 

ハッキリ言っておきますね。

 

トラウマは、考えても治りません

 

なぜなら、

トラウマ症状というのは

人間の身体が行なっている

刺激に対する反応(反射)だから」です。

 

あなたは、とても大きな誤解をしています。

 

あなたは、

問題に向き合っている時の自分に対して

 

「こんな状態の自分は、絶対におかしい!」

「私はどこか狂っているんじゃないの?」

「この状態を治さなくちゃ!」

 

そう思っていませんか?

 

それが、そもそもの間違い。

 

あなたは、

その状態を持つことができたからこそ

今日まで生き延びることができた

サバイバーなのです。

 

意味がわからないと思うので

ご説明しますね。

 

あなたが「自分がおかしい!」と感じる

人との関わりの中での

違和感や居心地の悪さは

 

すべて生存本能が生み出している

「あなたを守るための戦略」なのです。

 

たとえば、あなたが母親から

聞きたくない話を聞かされて

イライラ、モヤモヤしたときに

 

「いい加減にしてよ!」と怒鳴り付けずに

凍りついたように何もせず

何も言わずに、ただそこにいるとき。

 

これは、何がおきているのか?というと

生存本能が

シャットダウン」という戦略を

取っているのです。

 

これを、他の人が見ると

「イヤなら自分の部屋に逃げたらいいじゃない?」と

何もしないあなたを不思議がるでしょう。

 

虐待やDV被害者に対して

「なぜ、逃げなかったのか?」

「なぜ、反撃しなかったのか?」

と、被害者を責めるパターンです。

 

(最近、虐待事件の判決にもあった

トラウマ反応への無知ですね)

 

 

これまでの脳科学では

人間はストレス場面になると

自律神経の交感神経が興奮して

「闘争か逃走か」の二択をするとだけ

考えられてきました。

 

ストレスの原因と

戦うか、逃げるかということです。

 

戦うか逃げるかを選べる状況というのは

自分の中で

「それをしても大丈夫だ!」という

安心を信じられるときだけに限られます。

 

一方でトラウマの場合は

そもそものストレスの原因が違います。

 

トラウマが生まれる最も大きな原因は

自分の力ではどうしようもない状況」を

経験させられることです。

 

子供が小さいとき

どんなにがんばったところで

親が変わる訳ではないですし

 

両親の夫婦げんかが

なくなる訳でもないですし

 

虐待が消える訳でもありません。

 

人間は、

「自分ではどうしようもない状況」に

陥ったときは

 

闘争か逃走か?の

交感神経の二択ではなく

シャットダウンという方法を取ります。

 

あなたが、思い出しやすい

シャットダウンの例は

 

無理だ!という感覚が

極限状態のときを思い出してください。

 

「気絶」

「失神」

という状態を思い出しませんか?

 

人間のシャットダウン方法は

気絶や失神だけではありません。

 

「解離」や「引きこもり」も

シャットダウン状態です。

 

では、どうしてトラウマを持つ人間は

ストレス場面で闘争・逃走を選ばずに

シャットダウンを選ぶのでしょうか?

 

 

あなたは、子供の頃

「小児性●●」という病名の

持病はありませんでしたか?

 

トラウマを持つ子供が

かかりやすい病気は

 

心臓や血管に関する循環器系の病気

胃腸に関する消化器系の病気

アレルギーや免疫不全の病気

関節の痛みや頭痛などの慢性疼痛

呼吸器に関する病気などがあります。

 

そして、この病気の原因は

病院で「原因不明」と

診断されていませんでしたか?

 

これらの病気は全部

ストレスが原因で

自律神経がダメージを受けたて起きた病気です。

 

自律神経は人間の血流(心拍)を

環境にあわせて調整しています。

 

ストレスが多い環境で育つと

そのたびに自律神経が刺激されて

環境にあわせるために

心拍数を調整します。

 

ストレスにあうと

動悸や息切れがするのは

このためです。

 

複雑性PTSDというトラウマ

あなたがアダルトチルドレンと

呼んでいるトラウマが生まれる環境というのは

 

この自律神経が

ストレスによって

刺激されっぱなしの状態なので

 

次第に

自律神経が機能不全になります。

 

自律神経がヘタレてしまうのです。

 

この状態が、ずっと続いたら

どうなると思いますか?

 

死んでしまいますよね?

 

このため、人間は何をするか?というと

刺激を受け取らないように

情報を「シャットダウン」して

身を守るのです。

 

この「シャットダウン」と

それが引き起こした

感情や感覚を感じているとき

 

あなたは、不快感や

体調不良を感じています。

 

そして、こうした状況に

対処できないのは

自分に問題があるからだ!と

自分のことを責め続けています。

 

でも、それは不具合などではなく

生存本能が起こしている

あなたの命を守るための

生き残り戦術なのです。

 

あなたの身体は

あなたの命をストレスから守るために

とても健康的な正常な反応を繰り返して

あなたを守り続けていたのです。

 

それができなかった身体は

心筋梗塞や脳梗塞などの心疾患など

 

自律神経が生命維持を

コントロールしきれず

死んでしまっていたでしょう。

 

あなたの身体は

必死にあなたの命を

環境からのストレスから

守ってくれていました。

 

とても正常な反応(生体反射)だったのです。

 

その状態を

あなたは「異常だ!」と誤解して

自分のことを責め続けています。

 

トラウマが原因の

ストレス反応は

あなたの心身が正常だからこそ

起きている生存本能由来の自然な反応です。

 

では、この状態は

どうしたら

改善することができるのでしょうか?

 

 

頭で考えて

答えを導き出して

回復に向かうことを

「トップダウン」といいましたね?

 

これは、具体的には

認知行動療法や

暴露療法(エクスポージャー法)

SST(ソーシャルスキルトレーニング)など

 

ものごとの受け取りかたや

考え方についての

認知を再構成して

バランスが取れた考え方にして

 

考えることで

「心身のストレスを軽減していこう!」

というのが

トップダウン方式の心理療法です。

 

が、残念ながら

トラウマが原因のストレス反応は

生存本能が引き起こしている

生体反応なので

 

いきなり「トップダウン方式」を

行なっても

ただ苦しくて混乱するだけです。

 

ストレス環境に適応するために

自分をコントロールし続けている状態に

さらにコントロールをかけてしまうのが

「トップダウン方式」なので

 

考えれば考えるほど

あなたは、つらくなるし苦しむし

自分への無力感に絶望してしまいます。

 

では、どうしたらいいのか?というのが

ボトムアップ方式」です。

 

これは、人間の神経経路の中の

迷走神経系」と呼ばれる部分に

アクセスするアプローチ法になります。

 

迷走神経は、人間のトラウマへの

生体反応を制御している神経系です。

 

これは、身体と脳幹をつないで

あなたの命を守っている器官です。

 

ここにアプローチをかけなければ

あなたのトラウマは改善しません。

 

具体的に何をするのか?というと

感覚」を改善して

 

「回復に向けての心理的安全経験」を

繰り返します。

 

よく誤解されやすいのは

「感じることですね!」と

 

「感じるってステキ!」みたいな

メルヘンなことを

意識されてしまう方があるのですが

 

そういうことではありませんので

お気をつけくださいね^^;

 

メルヘンなお花畑な

「感じる!」ではなくて

 

感覚(インスピレーション)とか

感覚(霊的なこと)とかでもなくて

 

生存本能に関わる

生体反応への感覚の修正になります。

 

といっても

触ったりする接触感覚でもないので

痛い!とか

こわい!ということでもありません。

 

 

では、何?というと

「安全経験の反復学習」です。

 

 

1月からスタートする

グループカウンセリングの場で

実際に経験していただければと思います。

 

 

1・2・3月グループカウンセリング

https://resast.jp/page/event_series/48665/dummycode

 

 

 

トラウマからの回復に必要なことは

トップダウンとボトムアップ。

 

その順序は、ボトムアップが先。

考えること優先のトップダウンは後です。

 

順序を間違えると

混乱と苦しみが増してしまいます。

 

トラウマは、

ただ考えていても

治りません!

 

それを覚えておいてくださいね。

上手なアダルトチルドレンの作り方*その② 子供の●●●を育てる親

上手なアダルトチルドレンの作り方*その② 子供の●●●を育てる親

 

前回のメルマガから引き続き

アダルトチルドレンを育ててしまう

親の状態について考えます。

 

前回は

「先回りして子供の失敗経験を奪うのは

子供の自己意思決定の心理学習を奪うこと」について

お話しさせていただきました。

 

子供のために良かれと思って

環境を整えることが

必ずしも子供のためにならないこと。

 

親の気持ちの押し売りになっていること。

 

恩着せがましい重い親になっていること。

 

それを確認していただきましたね。

 

では、今日は、2回目です。

 


 

その② 子供の●●●を育てる親

 

これは「子供の罪悪感を育てる親」です。

 

親(特に母親)のツラそうな姿は

子供にとって不安材料になります。

 

それは、幼い子供にとって

母親がツラくなる環境は

 

自分の安全や安心への信頼が

揺らぐ環境だからです。

 

子供は、

自分の安全を確信したい本能から

母親のツラくなる原因を

排除したくなります。

 

その結果、子供は

母親の気の毒を肩代わりする」ようになります。

 

お母さんが大変だから

自分がなんとなしなくては!と

意識するようになってしまうのです。

 

 

例えば、父親の

アルコール依存やギャンブル依存

父親の対人問題や不安定な経済状態

父親の精神的な問題などのために

 

母親がDV被害を受けていると

子供は、母親を被害から

遠ざけたくなります。

 

父親の機嫌が悪くなって

母親へのDVが始まらないように

 

いつも家庭内で神経を張り詰めて

緊張状態の中で生活するようになります。

 

どんなに子供ががんばっても

親のDVが消える訳ではありません。

 

その結果、子供の心に生まれるのは

「罪悪感」と「自責感」です。

 

母を気の毒から解放できなかったという

自分への無力感や申し訳ない気持ちです。

 

また

家族に介護が必要な弱者がいる状態や

母親が持っている心身の病などで

母親がツラそうにしていたり

イライラしていることが日常の場合。

 

母親が笑顔になれるように

ピエロのようにおどけてみたり

甲斐甲斐しく世話をしたり

良い子になってみたり

 

なんとか環境を改善しようと

子供は、痛々しい努力を続けます。

 

でも、環境は変化しないことは明白です。

 

その結果、子供は

「自分への無能感」や「罪悪感」を

抱くようになっていきます。

ここで考えなければならないことは

責任の所在」です。

 

トラウマが生まれる背景には

「当事者には、どうしようもない状況」があります。

 

母親のDV被害

父親の飲酒や対人問題

家庭の経済的な問題

家族の看護や介護。

 

これらの、どれ一つをとっても

「子供が負うべき責任」ではないのです。

 

ところが、子供にとって

家族が笑顔でいられない家庭は

ただ、それだけで虐待なのです。

苦しいのです。

 

みんながニコニコできない家は

子供にとって監獄なのです。

 

そのために子供は

必死に生き延びるために

自分をコントロールし続けて

家庭の問題を背追い込んでしまいます。

 

家族のバランスを

子供が背負っている状態です。

 

そして、そのバランスが崩れると

子供は「自分のせいだ!」と思い込みます。

 

自分が悪い子だから

自分がダメだから

自分がしっかりできなかったから

自分がお母さんを悲しませた。

 

だからお母さんは

自分にツラく当たるのだ。

 

お母さんは、こんな私なんて

嫌いなんだ。

 

産まなきゃ良かった!って

何度も言っていたじゃないか!

 

生まれなければ良かった!

自分なんてこの世にいなければ良かった!

 

そう感じるようになっていきます。

 

どんどん自分を自分で粗末に扱い始めます。

 

そんな資格はない!

幸せになんてなれる訳が無い!

 

そう考えるようになっていきます。

 

例えるなら

「痴漢にあったのは

痴漢にあうような場所で

痴漢にあうような服装で歩いていた

自分が悪い!」

 

そうやって自分を責めている

被害者と同じです。

 

たとえ、どんな場所で

どんな状態でいたとしても

その人に害を加えてはならないのです。

 

でも、被害が生まれたのは

自分に落ち度があったから。

 

母親が不幸なのは

自分に落ち度があったから。

 

自分が母親を助けなかったから。

 

そう思ってしまうのです。

 

子供は本能で

母親を救おうとします。

 

母親が安心できない環境は

子供にとって危険な環境だから。

 

では、どうしたらいいのでしょうか?

 


 

子供の罪悪感を消すために必要なことは

母親自身がケアを受けること」です。

 

子供に、母親の気の毒を

押し付け続けている間は

子供は

アダルトチルドレン人生まっしぐらです。

 

子供は母親の気の毒な姿に

嫌悪感や怒りを感じています。

 

その姿が自分を苦しめることを

ウンザリするほど知っているから。

 

話し相手や相談相手を

自分の子供にさせているのなら

 

グチの聞き役を

子供にさせているのなら

 

今すぐ、家庭の外部に

SOSを発信して

ケアを受けなければ

 

いずれ、子供は

親を呪いながら

複雑性PTSDに苦しむ大人に成長します。

 

家庭内の問題を

子供に責任を感じさせないこと。

 

それができるかどうかが

本当に子供を大切に考えているかどうかの

分かれ目かもしれません。

 

親がケアを受けない家庭は

崩壊します。

 

それは、数々の社会問題で

既に知られていることですね。

 

虐待は親がケアを受けていないこと。

 

それが、すべてです。

 

 

あなたの家庭は、いかがですか?

 

家族の中で、本当にケアが必要なのは誰か。

 

考えてみてくださいね。