カウンセリングの上手な時間の使い方について

 

自分と相性の良い

カウンセリングルームに出会うと

とても安心して

話ができるようになります。

 

このとき気をつけたいことは

カウンセリングでの時間の使い方です。

 

カウンセリングをはじめて

まだ日が浅いうちは

 

自分の気持ちについて

ゆっくりと話を聞いてもらい

 

カウンセリングへの信頼感を

少しずつ育てていくと良いです。

 

そして、

カウンセリングルームとの

信頼関係が確認できたら

 

本格的な心の回復のための

心理療法などに移行します。

 

この話や気持ちを聞いてもらう時間から

心を回復させるための心理療法への移行が

スムーズにできないことがあります。

 

それは、カウンセリングルームに

気持ちが寄り掛かり過ぎてしまったときに

起こりやすいので注意が必要です。

 

カウンセリングルームの

居心地が良いと

帰りたくなくなります。

 

これは、誰でも感じる

自然な気持ちです。

 

カウンセリングルームから出ると

現実が待っています。

 

このため、何時間も

カウンセリングルームに居座って

話し続けてしまうことがあります。

 

 

帰りたくない!という気持ちです。

 

 

利用時間で料金を設定している

個人経営のカウンセリングルームなどは

 

次の予約が入っていなければ

そのまま続けて

延長して話を聞いてもらうことが

できることがあります。

 

それは、

カウンセリングルーム側からすると

カウンセリング時間の延長は

 

「空席を埋めてもらえる」ので

好都合なのです。

 

そして、2時間、3時間と

1回のカウンセリングの時間が

のびることが増えてくると

 

思う存分話を聞いてもらえると

利用者の方が勘違いをしてしまい

 

カウンセリングルームへの依存が

心の中に育ってしまいます。

 

 

セッションの内容にもよりますが

一般的にカウンセリングの1回の時間は

1時間前後です。

 

これは、人間の脳が

思考に集中できる機能的な限界が

45分だからです。

 

 

カウンセリングルームに 長時間

クライエントを居とどまらせることは

 

カウンセリングとしては機能しておらず

駆け込み寺的な要素が強くなっています。

 

いつまででも居ていいですよ。

頼ってください。

 

そういうメッセージを送り続けると

クライエントは

自分の意思で動くことができなくなり

人を頼りたい気持ちに拍車がかかってしまい

 

自分一人では

やっぱり何もできないのだ!という

マイナスなネガティブ思考を

強化することになってしまうのです。

 

 

カウンセリングを利用するときは

「問題を解決したいのか」

「逃げ込める場所が欲しいのか」

 

まず、このどちらを

強く求めているのかを

冷静に考えてみると良いでしょう。

 

駆け込み寺的な

心の避難場所を求めている場合は

 

心理相談とシェルター機能を

あわせ持っている施設を利用することを

考えてみると良いかもしれません。

 

カウンセリングルームは、あくまでも

「カウンセリングをする場所」なので

 

帰りたくない気持ちの人に

長居できる避難場所を

提供するための場ではありません。

 

 

限られた時間の中で

自分の人生について向き合うこと。

 

それが、心を育てます。

 

大切な時間を

有意義に使えるように

工夫してみてください。