グループミーティングやお話会で「友達作り」を期待すると失敗する!その理由は?

 

グループミーティング(集団療法)の歴史は

かなり古くから知られています。

 

有名なものは、略称 AA。

アルコホーリック・アノニマス

(Alcoholics Anonymous)です。

 

これは、1930年代

アメリカ発祥の

アルコール依存者のための

自助ミーティングです。

 

AAでは、

「ビッグブック」や

「12ステップ」と呼ばれる

回復のための指針があります。

 

こうしたミーティングでは

お互いの匿名性が重要視されます。

 

アノニマスというのは

「自分のことを名乗らない」ということ。

 

参加者全員が

ここにいるのが何者か?を知らない。

それが共通ルールです。

 

なぜなら、ミーティングには

誰が参加するかわからないから。

 

地域の有力者や

芸能人

有名なスポーツ選手

政治家

知り合いの妻

上司の息子など

 

本当に

さまざまな人が参加します。

 

その方が

そこに参加していることを

世の中の誰も知らない。

 

それは、とても大きな信頼

「守られている自分達」を感じる

瞬間でもありました。

 

 

参加者すべてが

「今日、ミーティングに誰が来ていたか」を

絶対に他言しない!という共通ルールがあるので

誰でも安心して参加することができます。

 

もし、

「有名な芸能人が

その日のミーティングに参加していた!」と

うわさになったとしたら

 

そのうわさを広めた人も

AAに参加していたことを

世間に公表することになります。

 

参加者以外

そこに誰がいたのか

知らないはずなので。

 

ミーティングやお話会は

「外界から閉ざされた守られた空間」

でなければなりません。

 

そこに居る時だけは

本来の自分として

素の状態でいられる安心と

 

その安心が確保されているという

信頼と保証がなければなりません。

 

ということは、

そこでの知り合いは

外界では

知り合いであってはならないのです。

 

 

もし、たまたま知り合い同士が

同じミーティングで鉢合わせした場合は

 

お互いに、

そこで鉢合わせしたことは

秘密にします。

 

それがルールです。

私が主宰するミーティングや

グループカウンセリングでも

共通のルールがあります。

 

 

☆お話カフェ参加者へのお約束☆

https://www.yumorina.me/posts/6888093

 

 

ミーティングやグループカウンセリングは

交際中の恋人同士や夫婦の参加を

禁止しているところもたくさんあります。

 

夫には言えないこと。

妻には知られたくないこと。

 

人間なら、誰でもあります。

 

「そんなことは、ひとつもありません!」と

言い切れる人がいたら

 

その人は、最初から

ミーティングなど不要だし

悩んでいないでしょう。

 

ミーティングというのは

「誰にも話せない気持ちを吐露する場」です。

 

そして、

そうした気持ちを持った自分に

自分と参加者から

共感や受容を受け取る場です。

 

自分の真実を肯定する場所。

 

それが「ミーティング」です。

 

 

みんなで手を取り合って

騒いだり、泣いたり

抱き合ったり

ハグしたり(同じかな^^;?)

 

大声でワーワー興奮したり

誰かを罵ったり

悪口合戦をする場ではありません。

 

「わかる〜!」

「きゃ〜、私も〜!」

「え〜、お友達になってください〜♪」

「LINE交換していいですか〜?」

「私のブログ、これです〜!」

 

こうした行為はNG行為になります。

 

「いったい、何しに来てるの?」って

思われても仕方ない状態。

 

こういうノリで集客している

お話会も、世間にはありますが

複雑性PTSDの方は

やめておいた方が安全です。

 

それは

熱心で親切な担当医からの一言でも

 

あっけなく傷付いてしまう

超ド級の傷付きやすい

複雑性PTSDサバイバーには

 

誰かの些細なひと言が

そのまま

線路に飛び込みたくなる様な

衝撃的なひと言に聞こえる可能性が

大だからです。

 

あなたが傷つきやすいのは

状況を複雑性PTSDサバイバー特有の

認知フィルターを通して

ものごとを受け取っているからです。

 

例えば

トラウマを扱っているクリニックほど

クレームが多くクチコミ評価が低い。

 

最近は、受診前に

ネットで病院の口コミ情報を確認できますね。

 

でも、この口コミはあてになりません。

なぜなら、

利用者の一方的な感想だからです。

 

これは、

その病院や医師がひどいというよりも

トラウマサバイバーにとっては

 

相手の態度や言葉すべてが

自分への攻撃や非難や

侮辱に感じさせられてしまう

悲しい認知パターンがあるので

(これは性格ではなく症状です)

 

何を言われても

誤解して受け取ってしまうため

すぐに傷付いてしまうし

 

それが、

治療現場での二次被害として

誤解したままで 心に残り

 

「二度と行かない!」

「金輪際、相談なんてしない!」と

 

殻の中に

閉じこもってしまう結果に

なってしまいます。

 

例えば、診察の際に担当医から

「一生懸命に話していたのに笑われた!」と

あなたが憤慨することがあったとしたら

 

どのような状況にいたか?というと

その医師が、一生懸命に話している

あなたの話の内容に対して

 

「そうですか、頑張られたのですね」と

あいずちやねぎらいの気持ちのつもりで

微笑んだ、その微笑みが

 

あなたにとっては

「バカにされた!」

「蔑まれた!」

「笑われた!」

「恥をかかされた!」

という状況として入ってきてしまうのです。

 

これが、

複雑性PTSDサバイバーの

認知パターンです。

 

逆に、傷つけないように

無表情で話を聞いていると

「面白くなさそうに聞いていた!」

「どうせ、私の話は退屈ですよね!」

「親身になってくれていない!」

そう受け取ってしまう。

 

これは、そういう性格なのではなくて

それが複雑性PTSDの症状なのです。

 

 

そして、その症状を指摘されると

「やっぱり、あなたも

私の気持ちを

わかってくれないんですね!」と

全否定されたように感じてしまう。

 

「もう結構です!」

「失礼にも程が有る!」

怒りに震えて

たくさんの捨て台詞を残して去っていく。

 

それでも気持ちが治らない時は

口コミを書き込んだり

誹謗中傷を

ネットに書き込んだりしてしまう。

 

あなたが、傷ついていることは

誰も否定していないし

それがあなたの中で起きていることだと

専門家は知っているのですが

 

 

 

あなたは、そうした

認知(ものごとの受け取り方)の

クセやパターンのために

人間関係で苦しみ続けてきました。

 

そして、人との関わりから

自分を遠ざけてしまって

傷つかないように

自分で作った心のシェルターに

逃げ込んでしまったのです。

 

 

それが

「大人の引きこもり」と

言われている現象です。

 

こうした状態を

HSPと表現している方も

大勢あるのですが

 

実際は、複雑性PTSDの

トラウマ症状であることが

ほとんどなのです。

 

あなたが、どれほど

「生きづらい人生」の中で

苦しみ抜いているか。

 

想像を絶する苦しみですよね?

 

でも、

トラウマ症状を知らない人には

それは通じないのです。

 

だから、あなたは

孤独の中で苦しんでいる。

 

それが、

複雑性PTSDという

心の状態です。

 

それじゃ、ミーティングや

お話会って

 

いったい何の意味があるの?

というと

 

ナラティブセラピー・弁証法的治療

 

これが

私が行なっているミーティングや

グループカウンセリング

お話会の中で行われていることです。

 

どういうことか?というと

 

自らを語ることによって

自分の在り様への理解や確認

受容や承認を得ることにより

自己一致をうながし

PTG(Post -traumatic stress disorder)

心的外傷後成長への方向づけをする。

 

ということ。

 

PTG

ポストトラウマティックグロース

心的外傷後成長というのは

 

トラウマや悲嘆経験の

苦しみの中から得たものを

自分の糧として

自分で選んだ納得のいく人生にする

 

という意味です。

 

むずかしい説明になってしまいましたね^^;

 

 

ひと言でいうなら

ミーティングやお話会というのは

 

あなたの心の味方の存在を

リアルに確認する場です。

 

SNSの「いいね!」ではなく

そこに流れる空気感で

 

自分は、それで良かったのだ!

それが真実だったのだ!と

自分への納得を得ることができる場所。

 

友達作りは

ミーティングの外ですること。

 

ミーティングは

自分を確認する場所です。

 

あなたは

「自分はバカにされている!」

「人から粗末に扱われている!」

「自分だけ大切にされていない!」

そう感じやすい心のクセがついています。

 

「どうせ、私が悪いんですよね!」

 

そう感じてしまう。

それが、複雑性PTSDです。

 

ちょっと覚えておいてくださいね。